ジャニーさんはネーミングセンスの塊…TOKIO、KAT―TUN、キスマイも

スポーツ報知
ジャニーさん死去

 ジャニー氏の独特なセンスは、グループ名や曲名、イベントのネーミングにおいても発揮された。

 「世界に通用する東京のグループに」といったTOKIOや、「芸能界に嵐を巻き起こす」との思いを込めた嵐などに加え、メンバーのイニシャルの頭文字を取ったKAT―TUNやKis―My―Ft2なども印象的だ。キスマイは、米国の名ダンサー、グレゴリー・ハインズが、尊敬するサミー・デービスJr.の靴にキスをしたエピソードから。同年デビューのSexy Zoneはマイケル・ジャクソンのセクシーさからインスパイアされ「xyzの後にoneが来る」と説明していた。

 曲名やイベントなどのダブルミーニングも好んでいた。タッキー&翼の初シングル「To be, To be, Ten made To be」はローマ字読みで「天まで飛べ」と引っかけたもの。また作/構成/演出を務めた17年の舞台「ジャニーズYOU&MEアイランド」では急きょ「YOU・ME」からもじった「夢」のロゴが付け加えられた。滝沢秀明の「滝沢歌舞伎」は「舞」の字の下の部分を「タッキー」に書き換えた。

 ジャニー氏の「ジャニー」は、ミドルネーム「ジョン」の愛称として呼ばれたものだったが、しばしば楽曲の中で「ジャーニー(旅)」とも表現してきた。残してきたさまざまな才能や作品に囲まれながら、ジャニー氏は天国への旅に出た。

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