女流棋士が大集合! 絵本「しょうぎのくにであそぼう」イベント

スポーツ報知
イベントに訪れた女流棋士の(左から)上川香織、本田小百合、中倉彰子、福山知紗アナ、中倉宏美、井道千尋、矢内理絵子

 将棋の中倉彰子女流二段(42)とフリーアナウンサーの福山知紗(38)による共作絵本「しょうぎのくにであそぼう」(講談社、1512円)の刊行記念イベントが12日、東京・紀伊国屋書店新宿本店で開催され、3歳から小学校低学年のちびっこの他、女流棋士たちも自らの子供とともに駆け付けた。

 駒をモチーフにしたキャラクターたちの活躍を通して将棋のルールを学べる絵本で、2017年の前作「しょうぎのくにのだいぼうけん」に続く第2弾。イベントではキャラクター「ふうくん」「きんこちゃん」「ぎんこちゃん」「けいまーくん」「きょうこねえさん」「かっくん」「ひしゃお」を使いながら、駒の動かし方講座やリレー将棋などで交流した。

 ストーリーを手掛けた中倉女流二段は2015年の現役引退後、将棋による知育を推進する企業「いつつ」の代表を務めている。本作について「1作目は将棋界の世界観を伝えて、今回はより具体的な入門編になっています。将棋という競技は相手の玉を目指していく冒険なので、絵本の内容と重なる部分は多いと思います」とPRした。

 イラストを担当した福山アナは東京造形大デザイン科卒というアナウンサーとして異例の経歴の持ち主。史上初めてアナウンサー自らがペンを握った絵本について「盤駒を買っても、どうやって子供に教えたらいいか分からないと仰っていたお母さんに『今日、分かりました!』と言っていただいてありがたかったです!」と笑顔を見せつつ「美術からは離れていましたけど、自分のイラストで絵本を出版できたことをとてもうれしく思っています」と声を弾ませた。

 会場には、矢内理絵子女流五段、本田小百合女流三段、上川香織女流二段、井道千尋女流二段、中倉の妹・宏美女流二段も訪れていた。

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