福山雅治、石田ゆり子とのラブシーンに「監督が『もっとちょうだい』『もっとちょうだい』って」

　俳優で歌手の福山雅治（５０）、女優の石田ゆり子（５０）が２４日、都内で映画「マチネの終わりに」（１１月１日公開、西谷弘監督）の公開直前イベントを行った。

　芥川賞作家・平野啓一郎氏の同名小説が原作。東京、パリ、ニューヨークを舞台に音楽家の蒔野（福山）とジャーナリスト・洋子（石田）の愛、人生を描く。

　福山は「作品の世界観を失いたくなかった。口語体でしゃべるよりも一字一句、正確なセリフを表現しなきゃいけないと、いつも以上に思った」と説明。石田とのラブシーンを振り返り、「２人でのロマンチックな夜が、とても良かった」回想。「監督が『もっとちょうだい』っていう、あんなに『もっとちょうだい』っていう西谷さんは初めてだった」と照れ笑い。これには、西谷監督も「僕も求めてしまった」と恥ずかしそうに明かした。

　トータライザーを使ったゲームで観客９６人と交流。劇中の蒔野のセリフ「もし洋子さんが、地球のどこかで死んだって聞いたら、僕も死ぬよ」にかけて「あなたが死んだら、私も死ぬと言ったことがある人？」と投げかけ、該当者３人で見事的中。千両役者ぶりを発揮し、こん身のガッツポーズで応えた。

　石田は「あと８日間で公開になりますから、感慨深いものがあります」。プロモーション期間中、あまりに誠実な人柄を案じて、福山から「正直に何でも言い過ぎる」「そんなに正直に言わない方がいい」と指摘されたという。「それが胸に刺さって、正直でいるのを止（や）めようと思います（笑い）。やめます！」とおちゃめに話していた。