【広島】鈴木誠也、地元ちびっ子の激励イジりに苦笑い…キャンプイン園児あいさつ全文
広島のキャンプインは抜けるような青空に恵まれた。1日、宮崎・日南市で佐々岡真司監督(52)体制の春季キャンプが開始。指揮官らは歓迎式で地元の熱い激励を受けたが、認定こども園「浄念寺学園」の園児のエールが秀逸だった。以下はあいさつ全文。
中井駿佑くん(以下「駿」)と小玉倖誠くん(以下「倖」)の2人「広島東洋カープの皆さん」
駿「球団創立70周年おめでとうございます」
倖「たった今 このAKAの子 舞いたった」(2020年の回文キャッチフレーズ)
駿「ようこそ日南市へお越しくださいました」
倖「日南市には、おいしい食べ物がた~くさんあります。お肉、お魚、みかん、いろんなお野菜」
駿「(選手会長の)田中(広)選手、皆さんでおなかい~っぱい食べてください」
倖「(日南市出身の)ケムナ選手がだ~いすきなラーメン屋さんもあります」
駿「日南市には、すてきな場所がたくさんあります。映画『男はつらいよ』の舞台地です」
倖「寅さんじゃなくて“鯉さん”は、僕たちの住んでいる飫肥(おび)の町で(城下町の掘割を)元気に泳いでいます」
駿「景色が最高! サンメッセ日南や猪崎鼻(景勝地)」
倖「鈴木選手、奥さんと一緒に日南海岸を眺めにきてください」
駿「日南市には温かい温泉があります」
倖「テイラー・スコット選手も日本が大好きになるでしょう」
駿「佐々岡監督…」
2人「僕たち、私たち、日南市も、皆さんが日本一になるように応援しています。絶対、勝つ!勝つ!勝つ!さあいこう!(菊池涼の侍ジャパンでの声出しを再現)」
駿「浄念寺学園、中井駿佑」
倖「浄念寺学園、小玉倖誠」
かわいいイジりに鈴木誠也外野手(25)も思わず苦笑いを浮かべた。
その後はナインが円陣を組み、田中広輔選手会長(30)があいさつ。最後の「野間、後は任せた」の声でなぜか野間峻祥外野手(27)が中央に引っ張り出され「2012年! じゃなくて2020年…」とグダグダになりながら引き継いだ。
さらに野間が「新人、前!」と号令を掛けると、ドラフト1位の森下暢仁投手(22)=明大=らも中央へ。なぜかなぜか上本崇司内野手(29)も現れ、子供っぽい声色を使い「すずきせいやせんしゅ、おくさんとぜひ…」と園児のあいさつにかぶせて、爆笑をかっさらっていた。しかし主砲をイジったことに罪悪感を感じたのか、円陣からはけると、誠也に「スマン」とばかりに頭を下げていた。