海外の YouTuber や TikToker といった SNS インフルエンサーに流行していた「コロナウィルスチャレンジ(#CoronaChallenge)」。これは、新型コロナウイルスをネタにした悪ふざけのチャレンジ動画で、不特定多数が触るドアノブや便座を舐めるというもので、注目を集めて動画再生回数を伸ばし利益を得たいと考えているインフルエンサーたちが多数チャレンジし、問題になっていた。

しかし、とうとうそんなインフルエンサーの中から、実際に新型コロナウィルスへの感染者が出てしまった。

NEW YORK POST  によると、カリフォルニア州の21歳の TikToker、Larz は、トイレの便座どころか便器を直接舐める動画を TikTok に投稿してから2日後、今度は病室のベッドの中にいる自身の動画を投稿。
その動画の中で、Larz は「僕はコロナウィルスのテストを受け、陽性だった」と告白している。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

I got diagnosed with Coronavirus 

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あまりにも無責任な行動を繰り広げる一部のインフルエンサーたちには、当然のことながら非難の声が上がっている。
炎上すらオイシイとしか思わないようなインフルエンサーは多いものの、この新型コロナウィルスに掛かってしまった彼は、トイレの便器を舐めるという考えただけでも吐き気がするような行為も、気分的に平気だったのだろうか……そこが何より不思議である。
なお、この Larz は以前から悪ふざけ動画で度々炎上しているようで、テレビ番組に出演した際には、インフルエンサーとしての活動により、家族と話をしなくなってしまったと語っていた。
 

なお、この新型コロナウィルスに関する悪ふざけ動画を投稿する人や、行き過ぎた買い溜めを行うような迷惑行為を行う人を指した「Covidiot」という造語も登場しており、こちらは新型コロナウィルスの正式名称「COVID-19」と「Idiot(馬鹿)」を組み合わせた言葉であるとのことだ。