”AirDrop痴漢”の容疑で37歳の男を書類送検

    iOS11 AirDrop Apple

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    福岡県警早良署は、地下鉄内で面識のない男性にAirDrop機能を使って女性の裸の画像を送りつけたとして、37歳の男を県迷惑防止条例違反容疑で書類送検しました。AirDropは知り合い同士で写真などを共有するのに便利な機能なのですが、この機能を使った迷惑行為は過去にも問題になっており、被害防止のためにiPhoneの設定変更が必要な状態になっています。

    誰にでも送れる

    今回被害にあった男性は不愉快な写真を送られた際、証拠を残すために受信し、周辺で怪しい動きをしている人を探しました。結果、周囲にいた容疑者を見つけ、追跡しながら110番通報したとのことです。男性の勇気ある行動が犯人逮捕につながったのですが、AirDrop機能を使った迷惑行為は後を絶ちません。
     
    容疑者は不快な写真を受信した相手の反応が見たかったと供述しています。こうした被害を防ぐには、知らない連絡先からのAirDropを受信しないよう受信設定を「連絡先のみ」にし、またiPhoneの名前を変更して個人名(性別)が特定できないようにすることがひとつの手段になります。

    被害を防ぐ設定

    AirDropの設定はコントロールパネルでWi-Fiマークを長押しし、AirDropのアイコンをタップすることで変更できます(設定変更の説明記事)。見知らぬ他人からのファイル受信を拒否するなら「連絡先のみ」もしくは「受信しない」を選択しておけば大丈夫です。
     

     
    AirDropを不特定多数の人と頻繁に使う人(その都度ONにするのが面倒な人)は、iPhoneの名前を変更(設定→一般→情報→名前と進めば変更可能)して、個人名や性別を特定できないようしておけば、AirDrop痴漢の被害はある程度防げるでしょう。
     
    なおAirDropには周囲の人に電話番号を知られる危険性もあるとされます。AirDropを使う機会がほとんどないというユーザーは設定で「受信しない」を選択しておくべきなのかもしれません。
     
     
    Source:毎日新聞
    (KAZ)

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