仮想通貨強気派としてよく知られている、米SNSのレディット共同創設者アレクシス・オハニアン氏は、現在の市場について仮想通貨を中心としたハイプ(詐欺行為)がなくなり、本質的な仮想通貨ファンだけが残されていると発言した。 22日付のヤフーファイナンスが報じた

「まだ仮想通貨の可能性を信じているかどうか」という質問に対してオハニアン氏は、市場の現在の状態は間違いなく「クリプトの冬」であり、価格は低迷しているとの考えを示した。

しかし、仮想通貨取引所コインベースCEOブライアン アーム ストロング氏の言葉を引用し、「弱気相場」がスキャマー(詐欺師)排除に良い影響を与え、一方で、本来の仮想通貨ファンが業界に残り、仮想通貨に必要なインフラを作り続けているとオハニアン氏は強調した。

オハニアン氏の意見では、仮想通貨とブロックチェーン分野でのハイプの絶滅は、実際には業界の発展にとって良いことであると述べた。

「今はまだ結果が見えていません。 しかし、私にとって強いシグナルとなっているのは、テック分野で私が知っている最も賢い人々のうちの何人かがこの業界の問題解決に取り組んでいるということです。 彼らはブロックチェーン技術が中心となる企業を設立し続けています。 ハイプは消え、フィーバーも消えた。 しかし、それは良いことだと思います。」

また、オハニアン氏はまた、米大手銀行JPモルガン・チェースが発表した独自の仮想通貨「JPMコイン」の立ち上げについて、「ワイルドなスキャムがなくなった後に起こっている本当の革新であることを示すもう一つの徴候である」と強調した。

1983年生まれのオハニアン氏は、レディットをもう一人の共同創設者スティーブ・ハフマン氏と共に売却した後、2006年に23歳の億万長者になった。インターネット起業家兼投資家である彼は、アーリーステージVC Initialized Capitalの共同創設者でもある。

2018年7月、オハニアン氏は2018年中にビットコイン(BTC)が2万ドル、イーサリアム (ETH)が1500ドルに到達するという予測を据え置いた。しかしながらコインマーケットキャップによると、2018年7月以降のそれぞれの最高価格は7200ドルと400ドルであった。

翻訳者 ロシアンOLちゃん
14歳の時に来日してから日本が好きになり、日本語の勉強を始める。大学卒業後、商社、PEファンドなどを経て、現在ではブロックチェーン産業に携わり、SNSでロシアや欧州のブロックチェーン、クリプト情報を発信している。