『アサシン クリード オデッセイ』にロマンス要素とキャラクター選択が追加された理由とは?

プレイヤーに影響を与えるストーリーを作りたかった

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『アサシン クリード オデッセイ』はプレイヤーに歴史を追体験させるという約束を果たすため、今まで同シリーズが踏み込んだことない領域に手を伸ばそうとしている。“プレイヤーの選択肢をゲーム体験の中核に据える”という新たなアプローチを象徴しているのが、ゲームプレイに組み込まれたロマンス要素だ。プレイヤーキャラクターのAlexiosとKassandraには恋人に発展する可能性のある相手が数多く用意されており、ストーリーデザイン・ディレクターであるメル・マッコウブリーは、各プレイヤーは好みに合わせて恋愛相手をパーソナライズできると述べている。

E3 2018で開かれたUbisoftのプレスイベントで、彼女はIGNに次のように語った。「プレイヤーとゲームが密接な関係を結べるよう意識を向け、プレイヤーにインパクトを与えられるストーリーを提供し、個人的な物語を構築できるゲームにしたかった。『アサシン クリード オデッセイ』では、引き裂かれてしまった家族や一家の悲劇が描かれます。各プレイヤーがストーリーをさらに発展させて個人的な物語を作れるように、ロマンスを散りばめたら良いと思しました。こちらの考えを一方的にプレイヤーに押し付けるのではなくてね」

そしてマッコウブリーは、『オデッセイ』で下したすべての決断は白黒がつかないことも強調。例えば、“嘘をつく”という褒められない行為の結果が必ずしも悪いというわけではなく、一方で優しく相手に接したから結果が良しという展開にもならないとのこと。よって恋愛に関しては、ハートのアイコンをクリックしたら相手をゲットできるというこはなく、絶対的な恋愛関係は存在しないということだ。

「自分本位の経験だから、どのように人と会話をして相手がどう応答するか、注意を向けてほしいと思っています。恋愛に欠かせない部分ですから」とマッコウブリーはコメントしている。

『アサシン クリード オデッセイ』ではプレイヤーキャラクターの性別にかかわらず、男性または女性キャラクターと恋愛関係を育むことができる。本作でストーリーを構築したチームは古代ギリシャの歴史を調べ、著名なギリシャの書物で当時のロマンスがどのように描かれていたかを参照にしたのだという。

「ロマンス関連のオプションを、どうプレイするかは完全にプレイヤー次第です。キャラクターは、どのプレイヤーの相手にもなり得ます」というマッコウブリー。性的緊張感にあふれているという、古代ギリシャの喜劇作家アリストパネスの戯曲『女の平和』と歴史家ヘロドトスの歴史書『歴史』を引き合いに出し、「古代ギリシャに綴られたほとんどの物語が、このテーマに触れているんです。だから絶対にリサーチしなければと思ったし、当時のレンズを通してロマンスについて考察することができて、チームにとっても目からウロコでした」とも付け加えている。

AlexiosとKassandraは深い思いやりと鋼(はがね)のような意思を兼ね備えた情熱的なキャラクターで、強い人間像をもとに作られている。双方の背景は同じだが、『オデッセイ』の開発途中でマッコウブリーがゲームをプレイしたところ、両キャラクターに違いを見出したという。プレイヤーの選択肢がユニークな冒険へと繋がる体験をプレイヤーにも味わってほしいとマッコウブリーは話した。

『アサシン クリード オデッセイ』は10月5日にリリースされる。

※本記事はIGNの英語記事にもとづいて作成されています。

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アサシン クリード オデッセイ

Ubisoft Quebec City | 2018年10月5日
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