マイケル・ケインが『インセプション』の結末に関する謎の答えを明かす?

ついに論争は終わったのか……?

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『インセプション』の公開から8年、マイケル・ケインが論争の的になっていたエンディングの謎を明かした。

※本記事はネタばれを含むのでご注意を!


The Independentによると、8月10日にイベント「Film 4 Summer Screen」で『インセプション』が上映された際、本作でマイルズ役を演じたマイケル・ケインが登壇し、クリストファー・ノーラン監督との関係や、ノーランがケインに教えた“夢と現実の区別の仕方”について語った。

「『インセプション』の脚本を受け取ったときに少し混乱してしまってね。監督に“どれが夢でどれが現実なんだ?”と聞いたら、“君が登場しているシーンは現実だ”と言われた。だから、”私が出演しているシーンは現実で、そうじゃないシーンは夢”だということだ」

議論の的になっていたシーンは、レオナルド・ディカプリオ演じるドム・コブが、彼の子どもと再会した後に起こるエンディングだ。このシーンでは、コブが机上でトーテム(駒)を回すーー映画のルールに従えば、このトーテムが回り続ければ夢の中、止まれば現実ということだ。

ファンの間ではラストシーンが夢なのか現実だったのかが議論されてきた。トーテムの先がグラグラと揺れていることに加え、コブは結婚指輪をはめておらず、彼の子どもの顔がはっきりと見えることから“現実”だと論じていた人もいた。そして今回、そのシーンにケイン演じるコブの義理の父親も登場していたため、エンディングが“現実”だったことが明らかになったようだ。

ノーランは、エンディングを曖昧なままにして視聴者の主観に任せることを選び、問題のシーンが現実なのか夢だったのかとの質問に答えることを常に拒否していた。ノーランがケインにすべてを説明したとは限らないため、今回の情報は慎重に扱う必要があるかもしれないが、ケインがイベントで述べた言葉に偽りはなさそうだ。同氏はノーラン監督が自身のキャリアにもたらしたことについても述べている。

「監督は、私の幸運のお守り的存在なんだ。70代に近づき世界が小さくなっていたときに、監督が『バットマン ビギンズ』の役をオファーしてくれて再び役者業が花開いたからね。70や75歳になって全てが終わりだと感じていた頃に、私は今までに出演したなかで最高の作品7本に出会えたんだ」

ノーラン監督の代表作である『ダークナイト』は今年で公開10周年を迎え、スーパーヒーロー映画の最高傑作だと言われている。

※本記事はIGNの英語記事にもとづいて作成されています。

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