トヨタ、高岡工場で新型コロナ二次感染 第1ライン3日間停止

トヨタ、高岡工場で新型コロナ二次感染 第1ライン3日間停止
トヨタ自動車<7203.T>は22日夜、愛知県豊田市の高岡工場に勤務している20代男性従業員1人が新たに新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。写真は昨年10月撮影。(2020年 ロイター/Soe Zeya Tun)
[東京 22日 ロイター] - トヨタ自動車<7203.T>は22日夜、愛知県豊田市の高岡工場に勤務している20代男性従業員1人が新たに新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。この従業員は20日公表の最初に感染が確認された従業員の濃厚接触者11人のうちの1人で、同じ第1ラインの対面工程で作業をしていた。同社は二次感染者が判明したことにより、消毒と感染防止対策のため第1ラインを3日間停止する。
新たに感染が確認された従業員は18日に発熱し、19日から自宅待機をしていたが、最初の従業員が19日のウイルス検査で陽性反応が出たことを受けて21日にウイルス検査を実施、22日に陽性反応が確認された。入院する予定だが、症状は安定しているという。
最初の従業員に感染の疑いが発覚した時点で新たに感染を確認した従業員を含む11人が濃厚接触者として自宅待機中。20日からは新たに濃厚接触者5人が自宅待機の対応をとっている。今回の職場内での二次感染を受け、さらに17人も自宅待機とした。感染しているかどうかはまだ確認されていないが、17人のうちの1人も発熱しているという。自宅待機者は計33人となっている。
同職場では最初に感染疑いが発覚した19日時点で消毒作業を実施し、ラインの稼働を再開していたが、今回2人目の感染者が出たことで高岡工場第1ラインの建屋全体を23日から25日までの3日間封鎖し、再び消毒と感染防止のための対策を検討、実施する。

白木真紀

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab