EU、ファーウェイ製品利用のリスク検証する必要=欧州委副委員長

[ブリュッセル 20日 ロイター] - 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会のアンシップ副委員長(デジタル経済・社会担当)は20日、中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)によるスパイ行為の証拠は出ていないものの、EUは同社製の機器を利用することのリスクについて検証する必要があるとの考えを示した。
アンシップ副委員長はサイバーセキュリティー関連の会合で、ファーウェイが中国の情報関連法の対象となっていることは懸念事項だとし、「われわれはリスクを検証する必要がある」と指摘。「十分な証拠が公に知られるようになった時点では遅過ぎる」と述べた。
英国家サイバーセキュリティーセンター(NCSC)のトップ、キアラン・マーティン氏はこの日、ファーウェイの製品を使用するリスクは制御可能との認識を示すとともに、同社の不正行為を示す証拠はこれまでのところないと述べている。

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