メルケル首相不支持を、独在住トルコ人にエルドアン大統領が呼びかけ

[イスタンブール 18日 ロイター] - トルコのエルドアン大統領は18日、メルケル独首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)はトルコの敵だと批判し、ドイツ在住のトルコ人に対して9月のドイツ総選挙で主要政党に投票しないよう呼びかけた。
大統領はイスタンブールでの金曜礼拝後に「私はドイツにいる全てのトルコ人に呼びかけている。CDU、社会民主党(SPD)、緑の党、これらすべてはトルコの敵だ。トルコの敵でない政党を支持してほしい」と訴えた。
一方、メルケル首相は選挙キャンペーンを行っていた独西部ヘルフォルトで「われわれはいかなる干渉も容認しない」と反論。ガブリエル外相はエルドアン大統領の発言を、ドイツの主権に対する「前例のない」内政干渉だと批判した。
昨年7月のクーデター未遂事件以降、トルコ当局はドイツ人も含め5万人以上を拘束。両国の関係は悪化している。

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