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GoogleがFitbitの買収を完了

GoogleのFitbit買収が完了

Fitbitのジェームズ・パークCEO兼社長・共同創設者は14日(米国時間)、GoogleのFitbit買収を完了したと公式ブログで発表した。Fitbitユーザーの健康管理データがGoogleの広告データに使用されることはなく、また、AndroidだけでなくiOSにも対応するサービスを充実させ、サードパーティのアプリにもFitbitのデータを引き続き接続できるようにするという。

Fitbitは、100カ国以上に1億2千万台の腕時計型ウェアラブル端末「Fitbit」を販売してきた。GoogleのFitbit買収により「皆さんの健康管理とウェルネスのニーズに応えるために、よりスピーディーに革新し、より多くの選択肢を提供して、より優れた製品を開発できるようになるでしょう」とジェームズ・パークCEOは公式ブログで述べた。Fitbitは今後も存続会社として残る。

GoogleのFitbit買収については、GoogleがAndroid APIの利用を競合他社に対し制限するおそれやFitbitの健康管理データをGoogleが自社のデジタル広告に活用するおそれなどがあったことから、公正取引委員会でも審査が続いていた。パークCEOは「Fitbitユーザーの健康管理とウェルネスのデータがGoogleの広告に使用されることはなく、他のGoogleの広告データと統合されることもありません」としたほか、サードパーティ製の健康アプリへのWeb APIの共有も引き続き可能であることを表明している。