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髪が勝手に巻き付く新発想! ダイソンのヘアスタイラー「エアラップ スタイラー」がさすがの逸品

ダイソンのヘアドライヤー「スーパーソニック」は、2.4m3/分の大風量ながら、過度な熱から髪を守りつつ素早く乾かせることから人気を博しています。このたび、そんな同製品の精神を受け継ぐヘアスタイラー「ダイソン エアラップ スタイラー」(以下、エアラップ スタイラー)が発売されました。ある自然現象を利用した“風によるスタイリング”で誰でも素早く、髪に過度な熱を与えることなく美しいスタイルを作れるそう。2018年10月23日よりダイソン公式オンラインストアおよびダイソン直営店などで発売開始されるほか、24日より一部百貨店にてポップアップストアをオープン。31日よりその他の店舗にて順次発売予定です。

エアラップ スタイラー。カールヘア用、ストレート用ブラシなどのアタッチメントが付属します

エアラップ スタイラー。カールヘア用、ストレート用ブラシなどのアタッチメントが付属します

<じっくり使ったレビューはこちら!>
高いだけのことはある。ダイソンの“超高級くるくるドライヤー”「エアラップ スタイラー」

まずは、エアラップ スタイラーがカールを作る様子を動画でご覧ください。「おおお〜」と言っている間に、髪の毛がアタッチメントに吸い寄せられるようにしゅるしゅる巻き付いていき、あっという間に毛先まで美しいカールが完成! マイナスイオン発生機能も備えているので、髪の静電気を抑えながらつややかに仕上げます。

「コアンダ効果」によって髪を吸い寄せ、巻き付けてカールを作る

なぜこんなことができるのかというと、本体に取り付けたアタッチメントの周りに温風の気流を起こし、気流によって髪の毛を吸い寄せているから。アタッチメントに巻き付けた髪の毛に温風の熱を加わることで、ヘアスタイルを完成させる仕組みです。自分で本体を回すしてカールさせる必要がないばかりか、自分で本体を回すよりも美しいカールに仕上がるのです。アイロンの熱ではなく温風の熱でスタイルを作るので、コテではなく、「超高級くるくるドライヤー」とイメージするとわかりやすいと思います。

この仕組みに利用されている自然現象は、「コアンダ効果」というもの。高速で高圧の気流が物体の側面に沿って流れる現象で、エアラップ スタイラーでは、ダイソン独自のデジタルモーター「V9」によって生まれる気流によって生じるコアンダ効果を利用。モーターが回転するとアタッチメントの上部に高圧領域ができ、高速の気流がアタッチメントの隙間から本体に沿って噴射され、コアンダ効果が生じるように設計されているそうです。

コアンダ効果でカールを作る際のイメージ、矢印方向に流れる風が髪の毛を吸い寄せて、カーラーに巻き付けます。髪がアタッチメントに吸い付くようになるので、スタイリング時に髪の毛がばらばらと散らばってしまう、ということが起きづらいのも◎

ストレートヘアを作るスタイリングブラシにも、コアンダ効果を利用。ブラシを滑らせる方向に沿って気流が流れるように設計されているため、気流を望みどおりの方向にコントロールできます

一般的に、スタイリングをする際は、髪が完全に乾いた状態のほうがよいとされていますが、エアラップ スタイラーなら、温風で湿った髪を乾かしながらスタイリングすることも可能。髪を完全に乾かさなくてよい分だけ時短になるだけでなく、髪は濡れた状態のほうが内部の水素結合が分解されクセがリセットされているため、よりスタイリングが決まりやすくなるというメリットもあるそうです。

エアラップ スタイラーの風温は、ダイソン スーパーソニックと同様、最高でも100℃程度。180℃以上は当たり前のヘアアイロンに比べると、かなり髪にやさしいことがわかります。風の温度は本体に内蔵されたセンサーによって1秒間に最大40回も測定・調整されるので、熱が過剰な髪に触れる心配はありません。ただし、高速・高圧の気流を利用する機構上、使用中はドライヤーと同じくらいの音が出る点は、慣れるまで違和感があるかもしれません。

風温(冷風/低温/高温)、風量(弱/中/強)はそれぞれ3段階で調整が可能。ワンタッチで冷風に切り替えることもできるので、簡単にスタイルを定着させることができます

アタッチメントは6種類が用意されています。下の写真の左から順に、スタイリング前に髪を乾かす「プレスタイリング ドライヤー」、小さめのカールを作る「30mm エアラップカーラー」、大きめのカールを作る「40mm エアラップカーラー」、髪をやさしくブローしてなめらかに整える「スムージング ブラシ(ソフト)」、クセを伸ばして髪をなめらかに整える「スムージングブラシ(ハード)」、根元を立ち上げ、ボリュームのあるスタイルを作る「ラウンドボリュームブラシ」です。

「30mm エアラップカーラー」と「40mm エアラップカーラー」は、カールを作る方向ごとにそれぞれ2種類ずつ用意されています

エアラップ スタイラーには、すべてのアタッチメントがセットになった「ダイソン エアラップ コンプリート」(税込64,800円)と、「プレスタイリング ドライヤー」「30mm エアラップカーラー」「40mm エアラップカーラー」「スムージング ブラシ(ソフト)」の4種のみがセットになった「ダイソン エアラップ ボリューム+シェイプ」(税込59,400円)が用意されます。

温風の最高温度は100℃前後なので、アタッチメントは使用直後でも、「触るとやけどをしてしまう」という温度ではありません。カーラーにはカールを付ける方向が矢印で示されており、内巻き・外巻きがわかりやすいです。ただ、ミックス巻きのスタイルを作りたい場合は、カールの方向を変えるためにカーラーを付け替える必要があるのが少しめんどうかも

簡単、傷まない、毛先までキレイに仕上がる。そして楽しい

発表会では、3名のモデルがそれぞれ自分の手で、ゆるふわカール、しっかり外はね毛先カール、つややかストレートを仕上げるデモンストレーションが披露されたほか、製品を実際に使用することができました。筆者も「40mm エアラップカーラー」と「スムージング ブラシ(ソフト)」を使用してみたところ、髪へのダメージが通常のヘアアイロンよりもかなり少ないことが実感できました。

通常のヘアアイロンの場合、髪を高温のコテで熱することで、熱された髪特有のニオイがし、仕上がった後もしばらく髪に熱が残るのですが、それがまったくありません。また、クリップで髪を挟むことがないため、カーラーから外す際も髪がからまない! 髪のさらさら感を残しながら、軽やかに、それでいてしっかりカールが付きました。

プロじゃなくても、ゆるふわカール、しっかり外はね毛先カール、つややかストレートを短時間で美しく仕上げられることを見せてくれたた3人のモデルさん

直前まで髪をくくっていたため、ゴムのあとが付いていた髪も、3回くらいのブローでさらさらのストレートになりました

写真ではわかりづらいですが、ヘアアイロンでは「かくっ」となってしまいがちな毛先まで、ゆるやかながらしっかりとしたカールが付いています。プロにやってもらったような細部まで行き届いた仕上がり!

そして重要なのが、使用するのがすごく楽しいということ。カールの場合、なんとなく毛束を取ってなんとなくアタッチメントに近づけるだけで、勝手に素敵に仕上げてくれる感じです。会場担当のスタッフの方いわく、慣れてくると髪をつままずに適当に毛先にカーラーを近づけるだけで、無造作なゆるふわアレンジを作れるようになるそう。これはかなりのモノグサーでも使いこなせる予感。ヘアスタイルがいまいち決まらない、ヘアアイロンの使いすぎで髪の傷みが気になるという方は、一度ポップアップストアなどでその使用感を試してみてはいかがでしょうか。

大泉瑠梨(編集部)
Writer
大泉瑠梨(編集部)
美容・健康家電を中心に新製品レポートやレビュー記事を担当。時には体を張って製品の実力をチェックします。
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