キッチンリメイク術

我が家はオープンカウンターのキッチンで、
とても気に入っているのですが、
人目に触れる事が多いのに収納が少なくて、散らかり易いのが悩みの種です。

それでも、レトロでお洒落なオープン収納で、
あるべき所に必要な物があるキッチンを目指し、
簡単だけど、ちょっと(いや、かなり?)勇気が必要かも!?な方法でキッチンをリメイクしています。

読んで頂いて、
私も何かやってみようかな、と思い立って頂けたら、とても嬉しいです♬

Before

我が家は完成済みの建売住宅で、
元々のキッチンの中はスッカラカン。
シンク下の収納以外に収納はなかったので、
(↓入居前のキッチン)
がらーんとしています。

タイル貼り

この家に住んで、どうしてもやりたかったのは、
人造大理石のカウンターキッチンにタイルを直貼りする事です。
雑誌やブログ等で、賃貸のキッチンにベニヤを敷いてタイルを貼っている方を見て、
うちは持ち家なのだから、直に貼れるかも、と思い立ち、
失敗したら後戻り出来ないのを覚悟の上で、
一度もやった事のないタイル貼りに挑戦!
新品のカウンターに思い切って貼ってしまいました。

タイル貼りの過程は、こちらをご覧下さい。
https://limia.jp/idea/8097/

結構いい感じでしょう?
ビギナーが1人きりでこの面積を一気に貼ったので、
少々(?)歪みはありますが、
憧れのタイル貼りキッチンを手に入れました♬
そして、カウンターの側面にも、
ホームセンターでベニヤを細長く切ってもらって、
板壁風に両面テープで貼ってオイルとワックスで仕上げました。
これでかなりいい感じになりましたよ〜!

収納作り

タイル貼り計画と同時進行で、
家具を置いたり壁に棚を付けたり…
試行錯誤しながら収納を作って行きました。

これは、初期の頃です。
食器は、使い勝手を考えてシンク下の収納にほとんど収めたので、
背面の食器棚は、食材や余り使わないキッチン用品の置き場でした。
炊飯器は場所を取るので、使い終わると食器棚に収めていましたが、
毎日使う物を、いちいちしまうのは面倒で、長続きしませんでした。
食器を入れない食器棚は、場所をとる割に細かい物の収納力はありませんでした。

食器棚に細かい物を収めるために籠や木箱を使ったのですが、
引き出し代わりに、安い木箱に取っ手や仕切りも付けました。

仕切りには、100均の板や、サイズが丁度合った蒲鉾の板等も使いました(笑)

次に、ここで、冷蔵庫が壊れて、
今度は周りの家具に合わせた茶色の物を購入しました。
隣の棚の上には、壁に付けた棚に置いた物をぼんやりと隠すために窓枠をつけています。
換気扇の上も貴重な収納場所です。
調理中に使うボウルやラップやざるを置きました。

ウッドラック、食器棚、窓枠

ここで、オーブンレンジやトースターを置いていたウッドラックと、
大きいけど収納力に欠ける食器棚をキッチンから出して、
リメイクした、古い和ダンスと古い机をキッチンに入れました。
壁付けの棚に置いていた籠も、ちょっと可愛すぎると思っていたので、
骨董市で買ったブリキの茶箱や収納ケースに変えました。


力と体力には自信があって、
この作業を1人で行った為と思われるのですが、
後日、突然ヘルニアを発症して、救急車のお世話になる事に(泣)
みなさま、くれぐれも体を大事にしながら作業しましょうね〜(^m^;)

オーブンレンジは、シンク下の収納をリメイクして、レンジ置き場にしました。
震災後、高い場所にオーブンレンジを置いているのが怖かったので、
足元に置けて心が穏やかに(笑)

トースターは、下の子が大きくなったので、
各自でパンを焼けるようにカウンターのダイニング側に移しました。
カウンター横に作業用のテーブルも置いて、
ダイニング側でパンを焼いたりお茶を入れたりするのが、
子供でも楽に出来るようになりました。

上の写真でもお気づきかもしれませんが、
ヘルニアになってまで運び込んだ古い和ダンスですが、
収納力はこれまでに比べて格段にあるものの、
白い家具はちょっと違うな…と思ったので、
和ダンスをダイニングスペースに移動して、
机を冷蔵庫の隣に移動して、
左側に、それまでワークスペースに置いていた古い棚を、
元々の白い塗装の上に、ブルーグレー塗装+汚し加工して入れました。
物が当たってブルーグレーが剥がれて来るに従って、下から白の塗装が覗いてこなれた感が増して、いい感じです。
この棚は扉を取ってオープン収納にしたので、
以前作った木箱の引き出しも、
新しいリメイク木箱や籠、古い缶等と共に、
こちらでも活躍しています!

このようなキッチンのリメイクに伴って、
もっと収納力を増やすため、
骨董市で買って来た使用感アリアリの給食用ワゴンを男前にリメイクしました。

このワゴンを、キッチンの一番奥のスペースに置きました。
床下収納を開ける時など、必要な時にはすぐに動かせるし、
見られても恥ずかしくない収納が出来ました。

耐震対策

また、壁付けの棚にはブリキの収納箱や重い鍋も置いているので、
100均のチェーンやフック、アイアンバーを使って耐震対策もしました。

After

その後も、壁付けの棚を増やしたり、あちこち塗り直しもして、
この10年、自分の中のこうありたい、を形にして来ました。
細かい趣味や嗜好は微妙に変わりましたが、
自分なりの、見ても使っても楽しいキッチンになったと思います。
(写真は、少し前の物ですが、家具の配置等、大きな部分は現在と同じです)

そしてこれからも、嗜好や生活スタイルが変わって行くと共に、
自分のスタンスを保ちつつ、
その時その時の状況に合わせた形に変えて行くと思います。