遠隔・無人で鍵を受け渡しできる「Keycafe」--シェアリングサービスに好適

 Keycafeは12月5日、日本市場に進出し、100%子会社となる日本法人キーカフェ・ジャパンを設立したと発表した。

 同社は、ニューヨーク、パリ、ロンドン、バンクーバーなど欧米主要都市500カ所でIoT端末「Keycafe Smartbox」を運営しており、Airbnbなどのシェアリングエコノミーの利用者による遠隔・無人で鍵の受け渡しを可能としている。


 Keycafe Smartboxは、19個のキーキャビネットとタッチパネルを備えており、鍵の持ち主(ホスト)が鍵を端末に預け入れた後、インターネットを通じてゲストや知り合いに鍵へのアクセス権を付与できる。

 ゲストは、電子メールまたは、SMSに記載されたKeycafe Smartboxの設置店舗に来店し、タッチパネルにアクセスコードを入力するだけで鍵を入手できる。

 アクセス権はゲストごとに変更され、さらに一定期間のみ有効のアクセス権も設定できる。全てのプロセスが無人、かつ遠隔から管理できるため、ホスト・ゲストともに鍵の受け渡しの煩わしさがないという特徴がある。

 利用料金は、月額料金0円の「使った分だけプラン」(受渡し毎の利用料金690円+保管日数による利用料金50円)、月額料金790円(1年単位請求)の「ベーシックプラン」(受渡し毎の利用料金290円、保管費用なし)、月額料金1980円(1年単位請求)の「アンリミテッドプラン」(受け渡し費用・保管費用なし)の3プランを用意している。


 なお、同社は日本展開にあわせて端末の設置を希望するロケーションパートナーを全国で募集している。欧米では、カフェ、コンビニ、事務所などの店舗に設置されており、シェアリングエコノミーのハブ拠点として貢献しているという。機器代・設置費用などは同社が負担。また、24時間のカスタマーサポートなどを用意する。

 ロケーションパートナーは、設置場所と電源を提供するだけで、近隣の民泊顧客がチェックイン・チェックアウトの際に訪れることになる。同社は、インバウンド集客の為に設置利用を呼びかけている。

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