霧島連山

新燃岳6年ぶり噴火 噴煙300m、入山規制

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約6年ぶりに噴火し、火山灰を噴き上げる霧島連山の新燃岳=宮崎・鹿児島県境付近で2017年10月11日午前9時55分、本社ヘリから野田武撮影
約6年ぶりに噴火し、火山灰を噴き上げる霧島連山の新燃岳=宮崎・鹿児島県境付近で2017年10月11日午前9時55分、本社ヘリから野田武撮影

 宮崎、鹿児島県境の霧島山・新燃岳(しんもえだけ)(1421メートル)が11日午前5時34分、噴火した。新燃岳の噴火は2011年9月7日以来約6年ぶりで、噴煙は火口上300メートルまで上がった。気象庁は噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に4年ぶりに引き上げ、火口からおおむね2キロの範囲で、噴石の飛散や火砕流への注意を呼びかけている。

 噴火は小規模で噴石の飛散は確認されておらず、人的被害の情報も入っていない。ただ噴煙は北東側に流れ、宮崎県高原町では降灰が確認された。また気象庁によると、火山性微動が継続し、火山性微動の振幅も次第に大きくなっている。新燃岳の山体が膨張する傾斜変動も続いており、今後、火山活動が更に活発になる恐れがあるという。宮崎、鹿児島両地方気象台は新燃岳の地表面温度の上昇や降灰状況などを確認するため、職員8人を派…

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