前川氏授業

2議員の照会認める 文科相「添削は2カ所」

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前川喜平前事務次官の講演に関して、文科省への照会などについて説明する赤池誠章参院議員=自民党本部で2018年3月20日午前9時19分、佐々木順一撮影
前川喜平前事務次官の講演に関して、文科省への照会などについて説明する赤池誠章参院議員=自民党本部で2018年3月20日午前9時19分、佐々木順一撮影

 文部科学省が前川喜平・前事務次官の授業内容について名古屋市教育委員会に報告を求めた問題で、林芳正文科相は20日の閣議後記者会見で、事前に自民党の池田佳隆衆院議員と赤池誠章参院議員から複数回照会があったと認め、池田氏の添削で質問項目を2カ所修正したことを明らかにした。一方で「問い合わせや質問の修正は省の主体的な判断で行った。議員の指示ではない」と述べ、教育への政治家の介入にあたらないとの見方を示した。

 林氏によると、中日新聞が前川氏の市立中での授業を報じた2月17日、自民党文科部会長の赤池氏から文科省の藤原誠官房長に「内容を確認してみてはどうか」と連絡があり、同19日に文科部会長代理の池田氏から記事の提供を受けた。文科省は市教委に電話で授業内容を確認し、同20日に赤池氏、同22日に池田氏に報告した。

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