大津の保育園児ら死傷、現場にブレーキ痕なく 運転の2人は量販店で買い物の帰り

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保育園児が巻き込まれた事故現場周辺から移動させられる車両=大津市で2019年5月8日午後1時15分、望月亮一撮影
保育園児が巻き込まれた事故現場周辺から移動させられる車両=大津市で2019年5月8日午後1時15分、望月亮一撮影

 8日午前10時15分ごろ、大津市大萱(おおがや)6の滋賀県道交差点で、乗用車と軽乗用車が衝突。軽乗用車が信号待ちをしていた保育園児13人と女性保育士3人の列に突っ込み、男児の伊藤雅宮(がく)ちゃん(2)=同市大江5=と女児の原田優衣(ゆい)ちゃん(2)=同市大江2=が頭などを強く打って死亡、男児の時瑾潤(じきんじゅん)ちゃん(2)=同市大萱2=が意識不明の重体となった。他に園児の男女8人が頭や足などの骨を折る重傷、女児2人と保育士3人が軽傷を負った。

 県警によると、軽乗用車は右折してきた乗用車とぶつかり、歩道に乗り上げた。県警は乗用車を運転していた同市一里山3、無職、新立(しんたて)文子容疑者(52)と、軽乗用車を運転していた同市若葉台の無職の女性(62)の両容疑者を自動車運転処罰法違反(過失致傷)容疑で現行犯逮捕した。県警は8日夜、過失の程度が軽いとして無職女性を釈放した。新立容疑者については同法違反(過失致死傷)容疑で調べる。

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