沈没船から「コンコン」たたき返すような音 銚子沖貨物船衝突

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貨物船が衝突した現場付近で、捜索を続ける海上保安庁の巡視船と小型ボート=千葉県銚子市の犬吠埼沖で2019年5月26日午後3時10分、本社ヘリから
貨物船が衝突した現場付近で、捜索を続ける海上保安庁の巡視船と小型ボート=千葉県銚子市の犬吠埼沖で2019年5月26日午後3時10分、本社ヘリから

 千葉県銚子市沖で26日未明に貨物船2隻が衝突して1隻が沈没した事故で、海上保安庁のダイバーらが27日、約30メートルの海底に沈没した船体後部の内側から船体をたたくような音を確認した。沈没船の船員3人が行方不明になっており、海保は船内に不明者が取り残されている可能性もあるとみて、捜索している。

 第3管区海上保安本部長は同日、海上自衛隊に災害派遣を要請した。海自の潜水艦救難艦「ちよだ」が28日夕にも現場海域に到着する見込み。

 海保によると、27日午前10時45分ごろから潜水捜索を行った。ダイバーが同日午後1時ごろ、船体をたたくと「コンコン」とたたき返すような音がしたという。音の発信源は分かっていない。夜になって視界が悪くなったため27日の潜水捜索は中断した。28日朝から再開する予定で、夜間は巡視船による海上捜索を継続する。

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