新型肺炎、もし感染したら? 治療薬なし、対症療法中心 マスク、手洗い…予防が大事

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サーモカメラの映像で入国者をチェックする検疫官=関西国際空港で2020年1月21日午後5時2分、幾島健太郎撮影
サーモカメラの映像で入国者をチェックする検疫官=関西国際空港で2020年1月21日午後5時2分、幾島健太郎撮影

 「新型コロナウイルスに効く薬はない」。東北医科薬科大の賀来満夫特任教授(感染症学)はこう語る。感染した場合は、安静にしたうえで体力の回復を待ち、熱やせきなどの症状を和らげていく「対症療法」が中心。賀来特任教授は「重症化して呼吸不全になった場合、人工呼吸器などを使い、呼吸の管理が大切になる」と話す。

 抗インフルエンザ薬に相当するような治療薬のほか、感染を防ぐワクチンもない。このため大切となるのは予防策だ。国はマスク着用などのせきエチケットや手洗いなどの通常の感染対策を呼びかける。また、武漢市から帰国、入国する人でせきや発熱などの症状がある場合はマスクを着用したうえで、速やかに医療機関を受診するよう求めている。そ…

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