娘探す母に「うそつき」、事件無縁の女性に「出頭しろ」--ネットデマで突如「犯人」に
- ポスト
- みんなのポストを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
インターネット上に飛び交うデマを信じたネットユーザーから、突如として「犯人」のレッテルを貼られる深刻な事態が相次いでいる。ネット上に個人情報をさらされ、見ず知らずの他人から次々と攻撃されるケースもあり、被害者の心理的な恐怖は大きい。被害者の泣き寝入りを阻止するため、発信者を容易に特定するための法改正が必要と指摘する識者もいる。【井川諒太郎】
2019年9月下旬。山梨県道志村のキャンプ場に張られたテント内で、スマートフォンを手に取った千葉県成田市の小倉とも子さん(37)は言葉を失った。「こんな時にSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)をやっている暇があるのか」――。家族でも、知人でもない、第三者からの非難だった。
この記事は有料記事です。
残り2532文字(全文2847文字)