NHKを辞めたワケ 近江友里恵さん、心に刻まれた隈研吾さんの言葉/上
毎日新聞
2021/4/1 08:00(最終更新 2/8 11:15)
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人なつっこい笑顔で「近江ちゃん」として視聴者に親しまれたNHKの元アナウンサー、近江友里恵さん(32)。3月5日の放送で、朝の情報番組「あさイチ」のキャスターを卒業し、表舞台から姿を消した。番組内でも説明していた通り、3月いっぱいでNHKを辞め、今後は街づくりの仕事に関わるという。近江さんはなぜ今、転職を選択したのか。番組では話すことができなかった思いを全て、毎日新聞にだけ語り尽くしてくれた。そんな近江さんのインタビューを前後編の2回でお届けする。【佐々本浩材】
4月から三井不動産に転職
有働由美子アナウンサー(52)の後を受け、2018年4月から「あさイチ」のキャスターを務めていた近江さんが、今年3月末でNHKを退職すると報道されたのは2月10日のこと。その日の番組冒頭で「ちょっとお騒がせしておりますが、改めてまたお話をさせていただければと思います」と近江さんが認めたため、ネット上は近江さんの今後で持ちきりになった。最後の番組出演となった3月5日の「あさイチ」では、「街づくりの仕事に関わることになりました」と説明したものの、それ以上詳しいことは明かされなかった。
実は近江さんは4月1日付で三井不動産に中途採用で入社した。3月に取材した時点では「総合職として街づくりの仕事に関わることになりました。配属はまだ聞いていないので、具体的には何の仕事をするかというのは未定です」と話していた。
退職報道は、番組内で近江さんが多くを語らなかったため、「専業主婦になる」「フリーアナウンサーとして独立する」などと臆測が飛び交った。…
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