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広島・長崎原爆

1945年8月、広島・長崎へ原爆が投下されました。体験者が高齢化するなか、継承が課題になっています。

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92歳の被爆者代表、岡信子さんが「平和への誓い」 長崎原爆の日

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長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典で、「平和への誓い」を読み上げる岡信子さん=長崎市の平和公園で2021年8月9日午前11時18分(代表撮影)
長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典で、「平和への誓い」を読み上げる岡信子さん=長崎市の平和公園で2021年8月9日午前11時18分(代表撮影)

 長崎市松山町の平和公園で開かれている平和祈念式典で、被爆者代表の岡信子さん(92)=同市=が「平和への誓い」を読み上げた。

 被爆当時、看護専門学校生だった岡さんは爆心地から約1・8キロの実家で被爆。ガラス片が肩や足に刺さる大けがをしながら、被爆者の救護所になっていた新興善国民学校に動員された。救護所は凄惨(せいさん)を極めたが、痛む足をかばって不眠不休で働き続けた。

 岡さんは今年、「原爆の恐ろしさを伝えるためにここまで生かされた」という強い使命感から、90歳を超えて初めて被爆者代表に応募。平和への誓いでは、地獄絵図のようだった被爆直後の長崎を振り返り、核兵器廃絶に向けた若い世代への期待を述べた。

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