夏の高校野球
ベンチの冷房強化で暑さ対策
毎日新聞
2016/8/5 17:22(最終更新 8/5 17:44)
有料記事
702文字
近年、猛暑が続いており、昨夏の甲子園では投手だけでなく、野手も熱中症で交代するケースがあった。今年も猛暑が予想される中、主催者やチームは、さまざまな対策を講じている。【安田光高】
甲子園球場のベンチには、2列目のいすの後方に冷房設備が常設されていて、大会中は常に冷風が出ている。さらに2014年夏からは臨時の「スポットクーラー」を設置し、冷房を強化。日よけを出して日差しを遮り、ベンチ内で冷気がより循環するようにしている。
日本高野連では毎試合、熱中症を含めた選手の健康全般に対応するため、12人ほどの理学療法士を待機させている。大会前にはチームの指導者に対し、甲子園での熱中症の事例などを説明し、水分補給の徹底を呼びかけている。日本高野連の井本亘事業課長は「試合に集中し過ぎて水分を取り忘れる選手がいるので、ベンチにいる選手が積極的に渡すように指導をお願いしている」と説明する。
この記事は有料記事です。
残り311文字(全文702文字)