悲運のヒーローとしてブラジルで人気を誇るアテネ五輪男子マラソン銅メダリストのデリマさんが南米初の五輪で大役に恵まれた。
デリマさんはアテネ五輪で先頭を疾走中にコースへ乱入した観客に妨害された。それでも力走して3位に入った。帰国後は「デリマに金メダルを」と声援が大きくなった。引退後も人気は続き、首都ブラジリアで始まった5月の聖火リレー初日にも登場。6月、地元メディアが行った最終聖火ランナー候補の人気投票でも3位に入った。
最有力視されていた「サッカーの王様」と称される元ブラジル代表のペレ氏が健康上の理由で断念したと、ブラジル紙グロボが報じていた。
この記事は有料記事です。
残り340文字(全文616文字)