サザエさん:天海祐希主演で実写ドラマ化 20年後の磯野家描く

スペシャルドラマ「磯野家の人々~20年後のサザエさん~」に出演する(左上から)西島秀俊さん、天海祐希さん、濱田岳さん、(左下から)成田凌さん、松岡茉優さん、伊武雅刀さん、市毛良枝さん (C)長谷川町子美術館
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スペシャルドラマ「磯野家の人々~20年後のサザエさん~」に出演する(左上から)西島秀俊さん、天海祐希さん、濱田岳さん、(左下から)成田凌さん、松岡茉優さん、伊武雅刀さん、市毛良枝さん (C)長谷川町子美術館

 フジテレビ開局の60周年記念と、アニメ「サザエさん」の放送50周年を記念したスペシャルドラマ「磯野家の人々~20年後のサザエさん~」が制作され、20年後のサザエさんを、女優の天海祐希さんが演じることが8月31日、分かった。既に発表されている、10年後のサザエさん一家を描く舞台「サザエさん」に続き、スペシャルドラマでは20年後を描く。11月放送予定。

ウナギノボリ

 天海さんは、サザエさんを演じることについて「国民的なマンガのキャラクターなので、プレッシャーが半端ないです。でも私にと声をかけていただいたことに、少しでも応えられるといいなと思います。何よりもこんなチャンスはないので! サザエさんですよ!! すごくうれしいです。ご一緒させていただく、キャストの皆さん、スタッフの皆さんと“20年後のサザエさん”という世界を大切に積み上げて、皆さんにぜひ楽しんでいただけたらなと思います」と喜んでいる。

 また、西島秀俊さんがマスオ、濱田岳さんがカツオ、松岡茉優さんがワカメ、成田凌さんがタラオ、市毛良枝さんがフネ、伊武雅刀さんが波平を演じることも発表された。

 ドラマは、いつも明るく笑い声の絶えなかった磯野家。20年がたち、家族一同が会う機会を持つことも難しくなっていた。すれ違う家族の仲を修復しようとサザエは、町内の盆踊り大会に、久々に家族全員で行こうと計画を立てる。果たして、サザエのおせっかいは家族に届くのか。磯野家の笑顔を取り戻せるのか……という展開。11月24日午後8時に放送。

 ◇天海祐希さんのコメント

 ――国民的マンガの主人公サザエを演じていくにあたっての意気込みを教えてください。

 国民的なマンガのキャラクターなので、プレッシャーが半端ないです。でも私にと声をかけていただいたことに、少しでも応えられるといいなと思います。何よりもこんなチャンスはないので! サザエさんですよ!! すごくうれしいです。ご一緒させていただく、キャストの皆さん、スタッフの皆さんと“20年後のサザエさん”という世界を大切に積み上げて、皆さんにぜひ楽しんでいただけたらなと思います。

 ――サザエの役作りで意識されていることはどのようなことですか?

 (テレビアニメ「サザエさん」の声優を務める)加藤みどりさんにお目にかかり、サザエさんで演じる上で核になるようなお話を聞かせていただきました。本当にすごくすてきなことを教えていただけたので、そこを中心に大事に演じたいなと思います。(サザエさんの髪形について)ヘアメーク、監督、スタッフの方とすごく考えました。微妙にサザエさんに見える髪形、なじみの深い髪形ですからあれをどうするか、でもイメージを変えずにちょっと変化があったほうがいいんじゃないかとそこから話し合いを繰り返しました。賛否両論あるかと思いますが、私が考えるサザエさんはこのようになりました。ぜひ楽しんでいただけたらと思います。

 ――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

 日本のみならず、世界中にサザエさん一家のファンはたくさんいらっしゃると思います。その方たちにはもちろん、もしかしたらこの作品からサザエさんに触れてくださる方にも、皆さんにますますサザエさんを楽しんでいただけるよう心を込めて丁寧に演じていきたいなと思います。素晴らしいキャストの方たちと毎日楽しく撮影させていただいています。ぜひ楽しみにしてください。

 ◇西島秀俊さんのコメント

 ――マスオを演じていくにあたっての意気込みを教えてください。

 お人よしで気が弱く、会社では損な役回りになってしまうこともあるマスオさん。その裏にある優しさを丁寧に演じたいと思います。原作では明るいサザエとおっとりしたマスオのいい夫婦関係が描かれていますが、初共演の天海さんとも二人三脚でどこか温かい夫婦の形を築けたらと思います。

 ――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

 サザエや家族たちが待つ家に帰ることで幸せを感じているマスオさんを、視聴者の皆さんに共感してもらえるように演じられたらなと思います。

 ◇濱田岳さんのコメント

 ――カツオを演じていくにあたっての意気込みを教えてください。

 国民的漫画のキャラクターをやらせていただくことに、とても重く責任を感じています。そして、天海さんをはじめとする、すごく豪華なキャストの方の中にカツオとして交ぜていただいたことは一人の役者としてとても光栄に思います。20年後で31歳になっているので、その中でもカツオらしさ、視聴者の方はアニメのまま進んでいると思いますが、その20年後も、アニメと変わらず温かい目で見ていただきたいです。

 ――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

 日本人の誰しもが見たことがある、茶の間でご飯を食べる家族団らんのシーンは、あの磯野家に自分がいるんだと思うとすごくワクワクしたんです。このドキドキ、ワクワクを視聴者の方にも早くお見せしたいです。僕の世代ですらホームコメディードラマはあまりなかったので、王道なホームコメディードラマに出られたことがうれしいです。今の時代にやることにも意味を感じますし、懐かしくもあり、もしかしたら若い世代の方は新しさを感じるかもしれない。責任をもって、(視聴者の方に)お届けできるように頑張っているので楽しみに待っていてください。

 ◇松岡茉優さんのコメント

 ――ワカメを演じていくにあたっての意気込みを教えてください。

 撮影は順調で、現場で「ワカメさん!」と呼ばれることに慣れてきました。主演の天海さんはサザエさんのような人で、現場を明るく照らしてくださっています。パンツですか? 衣装合わせで提案してみたのですがやっぱりダメでした(笑い)。

 ――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

 20年後ということで、ワカメちゃんは29歳になっています。就職もして、すてきな彼氏もいて。そんなワカメちゃんに大きな転機が訪れます。 将来への不安や悩みを抱えた磯野家の若者たちを、どうか温かく見守ってください。

 ◇成田凌さんのコメント

 ――タラオを演じていくにあたっての意気込みを教えてください。

 皆さんのイメージは3歳のタラちゃんのイメージですから、20年後のタラちゃんを演じることはとてつもない責任を感じています。日本中誰もが知っているタラちゃんを魅力的に演じられたらなぁと思いますし、皆さんの期待を裏切らないように(期待に)応えたいと思います。

 ――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

 日々楽しく撮影させていただいて、とっても楽しい作品になると思います。家族全員がそろった初日の撮影から、磯野家全員で話をして本当の家族みたいな雰囲気です。その空気感が伝わればなと思います。

 ◇市毛良枝さんのコメント

 ――フネを演じていくにあたっての意気込みを教えてください。

 昭和の、というより、明治、大正から、こういう女性はいたなぁと思うような庶民の母像ですから、令和の時代にどうなるのか? 悩みながらも、現代のお母さん、おばあさんとして普遍的な価値に迫れるようなフネさんでありたいと思います。

 ――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

 今も続くサザエさんの20年後って……? 頭が混乱しますけど、磯野家のみんなで楽しく描いていきたいと思います。ぜひご覧ください。

 ◇伊武雅刀さんのコメント

 ――波平を演じていくにあたっての意気込みを教えてください。

 ありがたいことです。この国民的マンガであるサザエさんに出演できることの幸せをかみしめております。同時に、私に波平ができるのか? という多少の不安も感じています。楽しみなのは、お茶の間のシーンを演じることで、役者冥利に尽きる喜びです。

 ――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

 この磯野家の小さな物語をご覧になって、一家だんらんの素晴らしい絆を思い出してください。思いやり、いたわり、ゆずり合い、日本人の持っている素晴らしい国民性を思い出してください。

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