逆立ちといえば、子供の頃にしたきり全くしていないという人がほとんどでしょう。しかし、逆立ちをすることが育毛に一定の効果を表すのです。 
注意事項も含めてご紹介いたします。

逆立ちと髪の関係性

逆立ちが髪に良いとされるのはその姿勢にポイントがあります。
私たちは重力の影響を受けて生活をしている為、どうしても血液が下に溜まってしまいがちです。その為、頭皮の血流も滞りやすくなってしまいます。

しかし、逆立ちをすると下に溜まった血液が逆流しはじめます。そうすると、頭皮に十分な血液が届けられ、その流れを活性化することができるのです。

頭皮の血液循環が促進されるということは、すなわち頭皮にたっぷりの栄養と酸素が届けられ、育毛に適した環境が出来上がるわけです。

肩こり軽減で髪を育毛

逆立ちをする効果はそれだけではありません。
「逆立ち健康法」と言われるように、普段使っていない筋肉を使用し、逆に酷使している肩周辺の筋肉をリラックスさせることができるのです。

肩こりはその部位で血流をせき止めるので、頭皮の血流を悪くする原因の1つです。

しかしその筋肉を休めることが出来れば、より頭皮に向かう血流量が正常化してくれます。つまりは、育毛効果を最大限に発揮できる環境が整うのです。

アメリカでは反転法として注目

逆立ちをすることは、健康大国アメリカでは「反転法」として多くの女性から支持を受けています。

逆立ちをすることで1週間に2.5センチも髪が伸びたというデータもあるほどです。日本人でも1.3センチ伸びたという報告もあり、注目されています。

逆立ちをするときのポイント

では逆立ちをするときのポイントと注意しておきたいことをご紹介しましょう。

効果的な逆立ちとは?

●壁に向かって行う完全倒立(両腕で体全体を支えていること)
●3点倒立(両腕に加えて頭部を床につけて支える)
●ヨガのサルワーンガアサナのポーズ(仰向けで下半身を上方にあげ、肩と首で支える)

頭部を床につけると刺激により抜け毛が増えるのではと思われがちですが、摩擦もなく時間も短いので大丈夫です。

逆立ちは1日1回、30秒から1分程度で十分です。

あまり長い時間すると、立ちくらみやふらつきを起こしかねないので注意が必要です。また、脳梗塞など脳疾患がある方や血圧が高めの方は、負荷が強いため避けておいた方がいいでしょう。また胃酸が逆流するため、食後は避けてください。

逆立ちは、急激に髪を育てるのではなく続けることに意味があります。ヨガに取り入れられるなど健康にもいい為、無理のないペースで行いましょう。