現地時間4月1日、ドルトムントに所属するアーリング・ハーランドの父、アルフ・インゲ・ハーランド氏と代理人のミーノ・ライオラ氏がバルセロナとレアル・マドリーと相次いで会談したことをスペイン・メディアが一斉に報じ、騒然となった。

 スペインの2大クラブが、ノルウェーの若き大砲の獲得に本腰を入れていることが明らかになったわけだが、マドリーがこのハーランドかパリ・サンジェルマンのキリアン・エムバペのどちらかを今夏に迎え入れようとしているのは、もはや周知の事実だった。

 ポイントとなるのは、コロナ禍でクラブの財政が厳しいなか、移籍金をどう捻出するのかだ。『El Desmarqu』のマドリード版は4月1日、マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長が、最大12人を“放出”して移籍金に充てるプランを考えていると報じた。

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 記事によれば、売却候補は、イスコ、アルバロ・オドリオソラ、マリアーノ・ディアス、マルセロに加え、現在レンタル中のガレス・ベイル(トッテナム)、ダニ・セバジョス(アーセナル)、ボルハ・マジョラル(ローマ)、ルカ・ヨビッチ(フランクフルト)、ヘスス・バジェホ(グラナダ)の9人。そして、その他の3人の中に、ヘタフェで武者修行中の久保建英の名前も挙がっている。

「3つの特別なケースもある。ブラヒム・ディアス(ミラン)、タケ・クボ、レイニエール(ドルトムント)は、来季のチームに入る選択肢はほとんどない。それでも、クラブは彼らの将来性に自信を持っており、移籍は新しいレンタルという形になるだろう」

 同メディアは再レンタルの可能性が高いと見ているようだが、果たしてどうなるか。いまはただ、ヘタフェでの残り10試合で存在感を見せつけるしかないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部