ピクトグラムを表現したパフォーマーが話題に

 東京五輪は23日、東京・国立競技場で開会式が行われた。国内外で話題となっているのが、終盤に登場したパフォーマーだ。今大会の競技ピクトグラムを“実演”。青と白のウェアで全身を包み、テンポのいい動きで盛り上げた。米メディアも「人気をさらった」「言葉の壁を超えたパフォーマンス」などと脚光を浴びせている。

 開会式に現れた“ピクトグラム男”が海外でも称賛されている。青と白のシンプルな配色で全身を覆ったパフォーマー。表情は分からないが、音楽に合わせてコミカルにピクトグラムを表現してみせた。サポート役がボールや水際の波なども作り出す。途中、ラケットを落とすハプニングもあったが、やり切って拍手を浴びた。

 好演が日本の視聴者の間で大きな話題となっていたが、米メディアも注目している。米紙「ワシントンポスト」は「東京五輪開会式で人間ピクトグラムが人気をさらった」との見出しで記事を掲載。「セレモニーの中で最もエネルギッシュな姿を見せていたのは人間ピクトグラムを演じていたパフォーマーたちだったかもしれない」と評価した。

 米放送局「NBC」の国民的人気番組「トゥデー」も、公式サイトに「東京は41の競技を人間ピクトグラムで表現し、開会式を魅力的なものにした」とのタイトルで記事を掲載。「東京五輪開会式では、言葉の壁を超えたパフォーマンスが行われた」などとつづっている。また、大会公式サイト英語版の記事では「素晴らしいダンスに五輪開会式は人々に『ピクトグラムって何?』という疑問を持たせた」と関心を抱かせるものであったと特集していた。(THE ANSWER編集部)