『原神』の新アプデ「白亜と黒龍」、海外メディアが問題を指摘

 中国のゲーム会社miHoYoは12月23日、オープンワールド型アクションRPG『原神』(Genshin Impact)のVer.1.2「白亜と黒龍」を正式リリースした。今回のアップデートでは、新たな探索、謎解き、新システム等が実装された。しかし、海外メディアはリリース当日に、すでに問題を指摘している。

新エリア「ドラゴンスパイン」が開放 不具合も修正

 錬金術師の話を聞いた旅人が、何千年も氷雪に閉ざされてきた「ドラゴンスパイン」の極寒環境で、新たな冒険に挑むというあらすじだ。アップデートでは、新エリア「ドラゴンスパイン」が開放された。任務「山に隠されし物」をクリアし、山頂へ向かうと新秘境「フィンドニールの頂点」が見つかる。

 新システムの極寒環境では、ドラゴンスパインにいる時、キャラクターへ持続的に「極寒ゲージ」が蓄積され、上限に達すると、キャラクターのHPが減少する。炎元素をまとったオブジェクトや専用のアイテムを使用すると「極寒ゲージ」を減らすことが可能だ。

 新たな聖遺物「氷風を彷徨う勇士」や「沈淪の心」は、秘境に挑戦すると獲得できる。また、任務「白亜と黒龍」をクリアすることで、イベント特典武器「片手剣・腐植の剣」を獲得することも可能だ。

 新キャラクター「白亜の申し子・アルベド(岩)」も登場。新装備には「片手剣・斬山の刃」「片手剣・腐植の剣」「両手剣・雪葬の星銀」「長柄武器・ドラゴンスピア」「法器・冬忍びの実」といったものがある。

 秘境、任務、魔物、マルチプレイ、キャラクター、武器等の不具合修正も行ったと『原神』公式サイトは伝えている(参考:https://genshin.mihoyo.com/ja/news/detail/7641)。

「探索できるエリアに制限」「やることが沢山あり過ぎ」

 しかし「『原神』の大きなドラゴンスパイン開放には、2つの明らかな問題がある」と『Forbes』は報じている(参考:https://www.forbes.com/sites/davidthier/2020/12/23/genshin-impacts-big-dragonspine-expansion-has-two-obvious-problems/?sh=54db7a33666c)。

 新しいエリア全体には行くことが出来ず、到達できるのは導入部分であるドラゴンスパインの山だけだという。この山は、外観がよくて違いが分かるが、探索できるエリアが制限されており、自ずと探索の感覚が制限される。新しい光景を無我夢中で歩き回ることが出来ず、残念だという。この1つ目の問題は軽微なものだが、それでも影響を感じるという。

 2つ目は、このゲームにはすでにやることが沢山あり過ぎるという点だ。そもそも多くのプレイヤーが全てやりきる前に諦めてしまっているという。消化不良になり、新しいものに興奮するのが難しくなる。アップグレードやアイテムのシステムについて、あまりにも多くのことを把握する必要があるという。

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