もうすぐバレンタインデー。2月14日が近いこの時期は、チョコレートメーカーにとってかき入れ時のはず。そんな中、「ゴディバジャパン」は意外な広告を日本経済新聞に掲載した。

広告のキャッチコピーは「日本は、義理チョコをやめよう。」だ。チョコメーカーなのに……なぜ? ゴディバジャパンの売上に影響を与えたりしないのだろうか?

・ゴディバの新聞広告

「もちろん本命はあっていいけど、義理チョコはなくてもいい。いや、この時代、ないほうがいい。そう思うに至ったのです。そもそもバレンタインは、純粋な気持ちを伝える日。社内の人間関係を調整する日ではない。」(日本経済新聞ゴディバ広告より抜粋)

この内容を、ゴディバジャパン株式会社代表取締役社長のジュローム・シュシャン氏名義で掲載している。「気持ちを伝える喜びを大切にするために、気を遣って義理チョコをあげることをやめにしませんか?」と問いかけており、「バレンタインデーを、好きになってください。」と結んでいるのだ。

この新聞広告について、ネット上では様々な意見が飛び交っている。

・ネット上の声

「友チョコはあっていいけど義理チョコはいらん」
「正直、義理チョコいらないんだよ」
「義理チョコなんか貰っても苦痛」
「義理チョコ、無理して渡さんでもええやろ」
「義理チョコを貰ったことがない」
「神広告」
「もらう方も気を遣うしな」
「義理チョコいらないから早く本命くれ」
「この広告は、素晴らしい考えだと思う」
「良いこと言ってる」
「義理チョコにゴディバ買う人いるんだろうか」

……など。

肯定的なコメントが多いなかで、広告の意図についての意見も。「本命チョコとして選ばれることが多いゴディバが義理チョコに反対することによって、自社の売上アップを狙っているのでは?」との見方もあるようだ。たしかに、「義理チョコ封じ」はゴディバの売上につながる可能性もある。

だが、義理チョコを負担に感じている人がいるのも事実。この広告は、戦略のウマさもさることながら、意見として的を射ていると思うのだが……皆さんはどう考えるだろうか?

参照元:Yahoo! リアルタイム検索日本経済新聞ゴディバ
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24