自転車と電動バイクが合体、楽しいハイブリッドバイク「glafit」先行販売スタート

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ハイブリッドバイク「glafit」
ハイブリッドバイク「glafit」 全 30 枚 拡大写真

ファイントレーディングジャパンは5月30日15時より、電動バイクと自転車の機能が備わったハイブリッドバイク『glafit GFR-01』の先行販売を開始した。

同日開催された記者会見で、ファイントレーディングジャパン(和歌山県和歌山市)代表取締役社長・鳴海禎造氏は、「我々は日本を代表する次世代乗り物メーカーになりたい」と力強く語った。

「glafit」の外見は一般的な小径ホイールの折りたたみ自転車。しかしよく見るとサドルの下にナンバープレートがついている。ウインカーやテールランプ、ミラーもついている。なんだこれは?

「glafit」は本体重量わずか18kgながら、電動走行距離約45kmも走れる電動バイク。10.2Ahの大容量バッテリーカートリッジはフレーム内部に収納されており、自転車を折り畳んだ状態で出し入れ可能。乗車するには原付一種の免許が必要となり、当然道路を走行する際も原付バイクと同じルールを守らねばならない。最高速度は約30km/hで、前後ホイールには制動力の高いディスクブレーキを搭載。

操作はとても簡単で、自転車に乗れる人ならば誰でも乗れるだろう。ハンドルについているスロットルを回すだけで後輪に搭載されたインホイールモーターが駆動し、ペダルをこぐことなく進んでいく。記者会見後に行われた試乗会で筆者が持った感想は「楽しい!」だった。

電動バイクなので勝手に進むのは当たり前なのだが、見た目が普通の自転車なのにグイグイ加速していくのがおもしろい。電動アシスト自転車の場合は多少はチカラを入れてペダルを漕がなければ進まないが、「glafit」はスロットルを回すだけで進む。移動手段としてはもちろん、乗って遊べる大人のオモチャとしても欲しくなる製品だ。

さらに「glafit」は自転車のようにペダルがついているので、急な坂道などモーターのパワーが足りなくなったときに便利。脚のチカラをモーターの補助に使うだけでなく、スロットルを使わずにペダルだけで進むことも可能だ。

鳴海氏は自転車と同じようにも使えるようにしたことについて、「バッテリーが切れてしまったらどうしよう……、という心配から解放されます」と語る。さらに鳴海氏は、「会社に出勤するときは電動バイクモードで通勤し、退社時はトレーニングのために自転車モードで帰宅するような使い方ができる」と具体的な使用例を紹介し、運動不足の現代人にアピールした。

「glafit」は単なる電動バイクではなく、さまざまな電子装備を搭載しているのもおもしろい。なかでも「ガジェット好き」だという鳴海氏のこだわりが、オプションでハンドル部につけられるUSBポート(2.1A出力)。スマホをカーナビ代わりに使っている人にとって嬉しい機能だ。さらに後輪についているロックは指紋認証。管理者3人とその他17人分の指紋を登録できるので、鍵を忘れても乗車できる。また、新幹線などで移動するときのために使う専用ケースも開発中。旅先まで公共機関を使い、到着したらバイクでツーリングするのも楽しそうだ。

とても魅力的なハイブリッドバイク「glafit」は、5月30日 15時からサイバーエージェント・クラウドファンディング「Makuake」にて先行販売中。カラーは全4種類(ホワイトツートン、スーパーブラック、ファッションカーキ、ミカンオレンジ)。クラウドファンディングでの価格は112,500円(税込み)で、2017年9月中の配送予定。なお、一般販売はクラウドファンディング終了後に行われる。

《佐藤隆博》

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