まだ誰も気づいていない伏線(1)名前に隠された秘密

※ネタバレや考察自体がお好きでない方は絶対に閲覧しないようお願いいたします。

※以下の内容を読んだ場合、今後作品を楽しむ喜びを損なう危険があります。閲覧は自己責任でお願いいたします。

※作中の描写だけでなく、作り手の意図や傾向、自分ならどうするかなど推測も交えて考察しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※以下の情報は、作品を純粋に楽しむ喜びを損なう危険性が非常に高いと思われます。繰り返し念を押させていただきますが、閲覧は自己責任でお願いいたします。

 

※ネタバレを読みたくない、先入観を持たずに『進撃の巨人』を読みたい、楽しみたいという方は、ここから先は読まずに、引き返してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『進撃の巨人』では、登場人物の名前に重要な意味が隠されています。

時折登場人物の名前が変更されるのも、名前が重視されている証拠です。

ここでは、登場人物の名前に隠された秘密を考察します。

 

 

★現時点で判明している『進撃の巨人』の命名の法則

①名前(の中央)に、日本語で別の意味や単語が隠されている

②古代王朝とその国名、王族の名前、その都市や遺跡の名前

③ドイツで犬に付ける名前(日本のシロやポチに相当する)

④駄洒落(だじゃれ)(アッカーマン=あッくァーまン=あくま)

 

 

 

 

 

 

 

エレン・イェーガー

エレン=英霊。

 

中国語(ピンイン)で考える。 

餌(エ)/人(レン)/一個(イーガー。料理の場合「一皿」「一人前」という意味になる)

ěr/ 人rén  

餌人一人前(一皿)

※私の「壁=巨人のためのエサ皿」説に合致。

 

第67話「オルブド区外壁」考察(最終更新:2015/08/08)

つまり、エレン達のいる壁は、「壁そのものが巨人の食事のために用意された料理皿」、

「ガイド 兼 エサ補給所である突出部によって巨人に人間を補給させつつ壁の中心に誘導」、

「最終的にウォール・シーナの中央にできる限りベストの状態の巨人を到達させる」。

そのための、巨大な生け簀(す)。

 

エレンが「エサ用の人間」だとすれば、2巻第9話「心臓の鼓動が聞こえる」で、エレン巨人を他の巨人が食べている(アルミン「共食い…?」)のも、エレンが巨人用のエサだからだと考えられる。

4巻第14話「原初的欲求」で、巨人がミタビたちを無視して、エレンに向かっていったのも、エレンのほうが巨人にとって、より美味しい(栄養がある、などのメリットが大きい)エサだからではないかと思われる。

7巻27話「エルヴィン・スミス」で、女型の巨人(アニ・レオンハート)が自分を食べさせることができたのも、叫び声で自分がエサだと周囲の巨人に気付かせたからではないか。

10巻第41話「ヒストリア」で、ユミル巨人が巨人に食い尽くされかけたのも、ユミルがエサだからではないか。ユミルが「ただ存在するだけで世界から憎まれたんだ」「私は…大勢の人の幸せのために死んであげた」のも、巨人のエサであるユミルがいる限り、巨人が襲って来るからではないか。

12巻第49話「突撃」で、エルヴィンの連れてきた巨人が鎧の巨人(ライナー)に襲いかかったのも、ライナーがエサだからではないか。

(超大型巨人は他の通常巨人と同時に出現したことが無いため、他の巨人に食べられるのかどうか不明)

しかし一方で、12巻第47話「子供達」では、ユミルは「ライナーの故郷に行くとライナーたち側の戦士に食べられる」という主旨の発言をしている。

ということは、通常巨人から見ればライナーもユミルもエサ、ライナーたちの戦士から見ればユミルはエサ(食べられると女神になる?それとも生け贄が女神?)となる。

これを海の食物連鎖に当てはめてみると、たとえば通常巨人=アジやサバ、ライナーたち=イワシ、ユミル=オキアミで一番食べられやすい生き物、といったところか。

 

だとすると、「座標」とは本人が何らかの座標を表すのではなく、巨人を自由に操作できるのでもなく、「誰をエサにするかを指定できる存在」のことではないか。

この説では、「座標」とは巨人の捕食目標をマーキングできる照準装置だと言えるかもしれない。

 

 

 

 

 

ミカサとユミル

左から縦読みすると、「見ゆ、弓」、「」、「

※「ミとユ」には別の重要な解釈もあるが、別途解説とする。

 

ミカサとユミルは、ともに特定の人物を守ることに執着している特異なキャラクター。

言い換えれば、ミカサとユミルは「主人を守る番犬」のような存在。

ミカサはエレンを、ユミルはヒストリア(クリスタ)を守りたいという、異常に強い思いを抱いている。

 

また、ともに黒髪であり、身体能力も高い。(ユミルはヒストリアを訓練兵上位10位以内に入れるため、自分の能力を隠していた。ヒストリアを10位に入れることができた具体的な方法は未だに不明)

※「ミ」には別の重要な解釈もあるが、別途解説とする。

 

 

 

 

ダリス・ザックレー Darius Zackly

ダリス(Darius)=ダリウス(ダレイオス)=アケメネス朝ペルシアの王

ダリ「ス・ザック」レー=すざく=朱雀=ガルーダ(フェニックス)
朱雀は四神(しじん)のひとつで、天の四方の方角のうち、「南」を司る霊獣。

四神
東の青竜(せいりゅう)・南の朱雀(すざく)・西の白虎(びゃっこ)・北の玄武(げんぶ)である。五行説にも中央に黄竜(書籍によっては麒麟を据える場合もある)を加え数を合わせた上で取り入れられている。

ダリス・ザックレーは、その名に南の霊獣「朱雀」の名を含んでいるため、「巨人が南から来る謎」と関係がある可能性がある。

最初に超大型巨人と鎧の巨人の襲撃を受けたのは、「南」のシガンシナ区である。

壁外から来たグリシャ・イェーガーがたどり着いたのも「南」のシガンシナ区である。

 

 

 

 

 

グリシャ・イェーガー Grisha Jeager(本名不明)

グリシャは現72話の時点で未だ正体不明のため、偽名の可能性がある。

(グリシャが皮肉や洒落で付けただけ?)

名称が未確定であるため、ここでは推測するにとどめる。

 

 

グリシャ=グリゴリー(見張る者)+者(シャ)グリゴリー・ラスプーチン?

※旧約聖書偽伝・外伝の堕天使集団『グリゴリ』も同じ意味である。

「見張る者」は作者が影響を受けたとするアメリカンコミック『ウォッチメン』にも通じる。

グレゴリーGregory)とは、英語名グレゴリー、ドイツ語名グレゴール、ラテン語名グレゴリウス、ロシア語名グリゴリー、グレゴリオなどに対応する。愛称は「グレッグ」。ローマ教皇にこの名を名乗った人物が多く存在する。

ラスプーチンは、最後のロシア皇帝ロマノフ2世の息子で血友病患者であったアレクセイ皇太子の病気を治療して、アレクサンドラ皇后の信頼を得た。

グリシャも、カルラたちの病気を治療してハンネスたち住民の信頼を得て、カルラと結婚した。

ラスプーチンはスピード出世で皇帝の側近となったために周囲に妬まれ、政争の末に暗殺されたが、青酸カリ入りの菓子を食べても死なず、複数の銃弾を撃ち込まれたあと、激しく殴打されたうえに絨毯で簀巻きにされて凍った川に放り込まれたが、3日後の警察の検死では死因は溺死とされた

(溺死は、『進撃の巨人』の元ネタと思われる某ゲームに関連して、エレンやアルミンの見たがっている海に関する伏線となる可能性がある)

その風貌や髪型はグリシャに似ているようにも見える(参考)。

また、ラスプーチンは農民出身とされ、アッカーマン(農夫)を想起させる。

 

 

グリ「シャ・イ」ェーガー=「シャ・イ」を逆に読むと「医者(イ・シャ)」

やはり皮肉や洒落で付けた偽名か?

 

グリシャ・「イェ」ーガー=「家」

 

 

グレゴール・ザムザ(カフカ『変身』の主人公。グレーゴル・ザムザとも)

手塚治虫の短編に、同作品をモチーフとした『ザムザ復活』がある。

『ザムザ復活』は短編集『メタモルフォーゼ』に収録されており、隔離された動物保護区、異種間の恋愛、罪人、人体改造、長生、変身、復讐など、『進撃の巨人』との相似点が見られる。『別冊少年マガジン』と同じ講談社の『月刊少年マガジン』連載(1976年4月号~同年11月号掲載。第7話『おけさのひょう六』のみ『週刊少年マガジン』1974年4月21日号に掲載されたものを収録)

ザムザ復活

主人公の名前など、フランツ・カフカの短編小説『変身』からの借用が見られる。

あらすじ
野生動物が絶滅の危機に瀕する未来。野生動物保護区では死刑になる犯罪者を世界中から集めては野生動物に改造し、代用とし保護区に放っていた。
ザムザは優秀な飼育員だったが、ライオンに改造された犯罪者の女性と恋に落ちてしまい、このシステムの非道性に気付いたが、所長に捕まり、クズ人間としてゴミ処理用のイモムシに改造されてしまう。
本来は数か月で死亡するイモムシだったが、ザムザは長生きし、やがて羽化すると所長に復讐を果たす。

ちなみに、死刑囚を動物に改造する博士の名前はトウ・モロー博士であり、明日(トゥモロー)と、『モロー博士の島』の2つの意味が掛けられている。

『モロー博士の島』は、孤島で動物を人間に改造する研究をしている博士の破滅を描いたH・G・ウェルズの小説であり、映画化もされている。

なお、トウ・モロー博士は元々宇宙開発用の改造人間を研究していたという設定である。

 

ギリシャ

 

キリスト

 

ユダ

イェーガーのスペルは、Yeager、Jaegerが存在する。

Jaegerのスペルはユダ(Judah、イェフーダー Yehudah)ジューダス(Judas)を想起させる。

 

 

 

 

 

カルラ・イェーガー Carla Jeager(旧姓不明)

カルラ=迦楼羅ガルーダ(フェニックス)

同じくガルーダの意味が隠された名前なので、ダリス・ザックレーと何らかの関係がある可能性がある。

グリシャ・イェーガーと結婚する前の旧姓が不明であるのも、意味があると考えられる。

 

 

 

 

 

ロッド・レイス Rod Reiss

ロッ「ド・レイ」ス=どれい=奴隷

レイスとは「血統」という意味。

レイス家の巨人の力は「創造」。

ヒンドゥー教の三神一体論では、ブラフマーはシヴァ神が世界を破壊した後に、世界を再生・創造する力を持つ。

 

 

 

 

 

ミカサ・アッカーマン Mikasa Ackerman

ミカサ「かみさ」ま=神様

12巻でエレン・イェーガーの背に乗って逃げていることから、ヴィシュヌ神の可能性がある。

ヒンドゥー教の三神一体論では、ヴィシュヌ神は世界を維持する力を持つ。

 

「ミ」は大和言葉で、畏敬やあこがれを表す美称・尊称。

たとえば心(ココロ)に「ミ」を付けると御心(ミココロ)になる。

例:「神の御心は誰にも分からない」

 

ラテン語でCASA(カーサ)は「家、家庭、家族、家系、祖国」

ミカサ=御家=貴人や主君の家。

 

ミカ」サ=「ミカ」ド=帝(みかど Emperor)?

 

ミカ」サ「エレ」ン=ミカエレ=ミカエル

 

アッカーマン=あッくァーまン=あくま=悪魔

(※『ワンピース』から設定を流用。悪魔の実、Dの一族など)

 

 

 

リヴァイ Levi(姓不明)

リヴァイ(Levi)=リヴァイアサン(Leviathan)=悪魔、怪物

ヘブライ語ではレヴィアタン(レヴィヤタン)となる。

シヴァ神がネーミングの由来である可能性がある。

ヒンドゥー教の三神一体論では、シヴァ神は世界を破壊する力を持つ。

シヴァ

ヒンドゥー教の三神一体(トリムールティ)論では、3つの重要な神の1人として扱われ、世界の寿命が尽きた時、世界を破壊して次の世界創造に備える役目をしている。

娼婦のクシェル・アッカーマンの私生児とされ、父親は不明。

娼婦は『進撃の巨人』では重要なモチーフであり、リヴァイの母クシェルの他にヒストリアの母らしき女性アルマもそれに近い描き方をされている(レイス家の召使いだがロッド・レイス卿の情婦になったと見られる)。

エリコの壁(ジェリコの壁)の伝説、およびキリストとマリアに由来する設定の可能性あり。

姓が隠されているため、父親の正体が重要な意味を持つと考えられる。

ちなみに、リヴァイが高速回転攻撃をするのは、リヴァイアサンの語源であるヘブライ語の「ねじれた」「渦を巻いた」を表現したものだろう。

 

 

 

 

アニ・レオンハート Annie Leonhart

アニーはニックネーム=アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ(Anastasia Nikolaevna Romanova)?

(ナスタシア)+ニ(コラエヴナ)でも「アニ」になる。

アナスタシアの意味=古典ギリシア語で「(死者、キリストの)復活」「目覚めた/復活した女」

 

アニーは「アナ~」という名前のニックネーム。有名なものでは、『スター・ウォーズ』シリーズに登場するアナキン・スカイウォーカーのニックネームが「アニー」である。

アニ・レオンハートはそのロシア風の風貌から、最後のロシア皇帝ニコライ2世とアレクサンドラ皇后の第4皇女にしてロシア大公女であるアナスタシア・ニコラエヴナから創作されたキャラクターである可能性がある。

 

アナスタシアにはアレクセイ・ニコラエヴィチ・ロマノフAlexei Nikolaevich Romanov皇太子というがいたが、14歳の誕生日を一か月後に控えた1918年7月17日、ロシア革命のために13歳の若さで父母と4人の姉および従者4名もろともに銃殺された。

(白軍(反革命軍)に皇帝を奪取されることを恐れたため急遽処刑したとされる)

彼らの遺体は長らく行方不明だったが、70年以上経った1989年に遺骨が発見され、1991年に改葬された。

しかしアレクセイと第3皇女マリアの遺骨だけは発見できず、さらなる捜索の結果、8年後の2007年8月にエカテリンブルク近郊で遺骨を発見し、DNA鑑定の結果、殺害されてから90年後の2008年4月に、ようやく2人の遺骨だと公表された。

このとき、2人の遺骨には焼却される前にバラバラに切断された跡があり、残酷な方法で殺害されたことも判明した。

 

このニコライ2世一家惨殺事件が、グリシャ(に見える人物)によるレイス家襲撃事件のモデルになっている可能性がある。

現在、「2つのレイス家襲撃事件 第62話「罪」と第63話「鎖」の違い」で考察したように、レイス家襲撃事件は2つ以上存在すると考えられるため、アニが本当にアナスタシアをモデルにしているとすれば、一回目のレイス家襲撃事件の生き残りという可能性もある。

また、アニがアルミンを殺せなかったのも、弟(アナスタシアにとってのアレクセイ)の面影をアルミンに感じたためかもしれない。

 

なお、(レクセイ)+ニ(コラエヴナ)でも「アニ」になる。

アナスタシアもアレクセイも頭文字は「A」であり、アルミン・アルレルト(Armin Arlert)を想起させる。

 

 

女型の巨人編=日露戦争

作者の諫山創は『進撃の巨人』を描くうえで影響を受けた作品に、日露戦争を描いた小説『坂の上の雲』を挙げている。

前述のロマノフ2世は日露戦争当時の皇帝であり、日露戦争の勝敗を決定づけた日本海海戦では日本の戦艦三笠率いる連合艦隊に、ロシアのバルチック艦隊が敗れている

戦艦三笠はミカサ・アッカーマンの名前の由来のひとつとされている。

原作8巻(アニメ最終話)のストヘス区における「女型の巨人」捕獲戦で、ミカサ(日本)が女型の巨人=アニ(ロシア)に勝つという展開は、日露戦争の日本海海戦が元になっているのかもしれない。

そう考えれば、エルヴィンの長距離索敵陣形が、なぜ艦隊陣形にそっくりなのかという謎も解読できる。

つまり、女型の巨人編=日露戦争(日本海海戦)なのである。

この場合、エルヴィン・スミスは東郷平八郎、アルミン・アルレルトは秋山真之に相当する。

 

アニ=アルメニア王国の首都であった古都。現在はトルコ・カルス県カルス。

アニ遺跡も存在する。

 

 

 

 

 

アルミン・アルレルト Armin Arlert

アルミン(Armin)=アーミン。有機リン系コリンエステラーゼ阻害薬

アーミン(Ermine ラテン語の「アルメニアの(ネズミ)」という意味の armenius に由来する。 紋章学においてオコジョ(シロテン)の毛皮を表すティンクチャー(紋章の色

アルレルト(Arlert)=rを抜くとAlert(アラート)。警報

アーミン (紋章学)

 

続けて読むと、「有機リン系コリンエステラーゼ阻害薬警報」。

まさしくキースの言うとおり「バカみたいな名前」となる。

 

 

アルミン=ある移民(あるみん)

 

中国語(ピンイン)で考える。 

中国語で1234は、イー、「アル」、サン、スー

 

中国語で皿は「ミン」

アルミンは「二皿」

 

 

 

 

ペトラ・ラル Petra Ral

ペトラ=ヨルダンの遺跡。ペトラとは「崖」の意。

1985年12月6日、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録。

2007年7月、新・世界七不思議に選出。

『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』のラストシーンのロケ地としても有名。

 

 

 

 

ジーク戦士長 warchiefZeke

ZEKEとは、第二次世界大戦中にアメリカ軍が大日本帝国海軍の零式艦上戦闘機、通称「ゼロ戦」に付けたコードネーム。ゼロファイターの頭文字から「Z」の付く名前を選んだと思われる。

旧約聖書に登場する預言者「エゼキエル(Ezekiel)」の略称。

<以下引用>

旧約聖書におけるエゼキエルの生涯

エゼキエルの生涯に関してはエゼキエル書以外に記載は無く、そのエゼキエル書も個人的な記述が非常に少ないために不明な部分が多い。

わかっているのはエゼキエルは祭司であり、父親をブジと言い、捕囚民の長老たちから相談を受ける存在であったことから、おそらく祭司の家系であっただろうと言われていること。そして紀元前597年の最初のバビロン捕囚において強制移送された一人であり、バビロンのケバル河畔のテルアビブの難民社会に住んでいたこと。また、妻がエルサレムの陥落前夜に亡くなった事ぐらいである。

預言者としてのエゼキエル

預言者としてのエゼキエルは、捕囚されて5年目の紀元前593年、ケバル河畔に住んでいた頃に、イスラエルの家に対し預言者活動をするようにとの神の召命を受ける幻からはじまった。「人の子よ、わたしはあなたをイスラエルの民、すなわちわたしにそむいた反逆の民につかわす。彼らもその先祖も、わたしにそむいて今日に及んでいる。彼らは厚顔で強情な者たちである。わたしはあなたを彼らにつかわす。あなたは彼らに『主なる神はこう言われる』と言いなさい。」(エゼキエル書2:3-4)

エゼキエル書の前半24章までは、偶像崇拝や異教徒との姦淫など不信仰とされる行いをユダヤの民に対して警告し、審判が下る事を告げている「それゆえ、主なる神はこう言われる、あなたはわたしを忘れ、わたしをあなたのうしろに捨て去ったゆえ、あなたは自分の淫乱と淫行との罪を負わねばならぬ」(エゼキエル書23:35)

次に32章までは、周辺諸国のエジプトなどに対する預言が行われる。「これは雲の日、異邦人の滅びの時である。つるぎがエジプトに臨む。エジプトで殺される者の倒れる時、エチオピヤには苦しみがあり、その財宝は奪い去られ、その基は破られる。エチオピヤ、プテ、ルデ、アラビヤ、リビヤおよび同盟国の人々は、彼らと共につるぎに倒れる。」(エゼキエル書30:3-5)

次に、エルサレム陥落後の捕囚民に対する慰めや、祖国への帰還の約束などが預言される。

「しかしイスラエルの山々よ、あなたがたは枝を出し、わが民イスラエルのために実を結ぶ。この事の成るのは近い。見よ、わたしはあなたがたに臨み、あなたがたを顧みる。あなたがたは耕され、種をまかれる。わたしはあなたがたの上に人をふやす。これはことごとくイスラエルの家の者となり、町々には人が住み、荒れ跡は建て直される。わたしはあなたがたの上に人と獣とをふやす。彼らはふえて、子を生む。わたしはあなたがたの上に、昔のように人を住ませ、初めの時よりも、まさる恵みをあなたがたに施す。その時あなたがたは、わたしが主であることを悟る。」(エゼキエル書36:8-11)

「あなたは彼らに言え。主なる神は、こう言われる、見よ、わたしはイスラエルの人々を、その行った国々から取り出し、四方から彼らを集めて、その地にみちびき、その地で彼らを一つの民となしてイスラエルの山々におらせ、ひとりの王が彼ら全体の王となり、彼らは重ねて二つの国民とならず、再び二つの国に分れない。彼らはまた、その偶像と、その憎むべきことどもと、もろもろのとがとをもって、身を汚すことはない。わたしは彼らを、その犯したすべての背信から救い出して、これを清める。そして彼らはわが民となり、わたしは彼らの神となる。(エゼキエル書37:21-23)

また40章以降には、神殿の再建や礼拝の規定、将来の国家への細かな規定などが書かれている。このように、エルサレム陥落により一端は帰還する希望を失った民も、エゼキエルの国家再興の預言と具体的な詳細を聞かされ、帰還の希望を抱いたのではないかと言われている。そして、エズラネヘミヤの時代に帰還する人々たちによる第二神殿の建設と国家復興へとつながっていく

<引用終了>

 

だとすると、壁中はユダ王国(旧・統一イスラエル王国の南半分)であり壁中人類はユダヤ人、ライナーたちは祖国帰還を約束されたエルサレム陥落後のバビロン虜囚に相当する。

ユダ王国

統一イスラエル王国は、ソロモン王の死後、紀元前930年頃に分裂した。南のユダ王国はユダ族ベニヤミン族から構成されており、北のイスラエル王国はそれ以外の十部族からなっていた。もともとダビデの一族の支配から北のイスラエル王国が独立した形となったため、当初ユダ王国では北イスラエル王国を再び制圧して全土を統一しようという意気込みが強かった。

そのため、分裂後の60年間は南北王国の間でたびたび戦いが繰り返された。その後は和解した両国の関係が安定し、ダマスカスなどの共通の敵に対して共同戦線を張ることが多かった。紀元前8世紀の中ごろには両国とも力が充実し、ソロモンの最盛期にも匹敵するほどの国土を獲得した。

しかし、アッシリア帝国が勃興すると紀元前722年に北のイスラエル王国はシャルマネセル5世に占領されてしまった。その後ユダ王国はアッシリアに服属する形で存続していたが、紀元前609年にメギドの戦いの敗北によってエジプトの支配下に入り、紀元前605年にカルケミシュの戦い英語版エジプト第26王朝ネコ2世新バビロニアネブカドネザル2世に敗れ、最終的に紀元前597年新バビロニアネブカドネザル2世の前にユダ王国も屈した(en:Siege of Jerusalem (597 BC))。なおしばらくは独立国としての存在が許されていたが、結局エジプトと結んでバビロニアと対抗しようという企てが失敗し(en:Siege of Jerusalem (587 BC))、紀元前586年にエルサレム全体とエルサレム神殿が破壊され、支配者や貴族たちは首都バビロニアへ連行されることになった。これをバビロン捕囚という。

統一イスラエル王国が南北に分裂して相争っていた状況は、現代の南北朝鮮の状況や、『進撃の巨人』で巨人が南から来るという設定にもに似ている。

ただし、作中の東西が逆になっている描写からコイン状の世界の裏側、あるいは南北朝鮮の逆転という可能性もある。

 

 

 

 

 

ドイツ語のSieg(ジーク)は「勝利」。

Geek(ギーク)はオタクという意味。ジークと読ませる場合がある。日本人である伏線か?

 

ジーク戦士長 → じい、苦戦しちょう → 爺(G)、苦戦しそう

Gならゴキブリでテラフォーマーズだが。

 

 

 

 

 

ニック司祭 Pastor/Priest Nick

pastorは牧師。ラテン語だと「羊飼い」を意味する。

priestなら、聖職者、(特にカトリックの)司祭、(諸宗教の)僧侶を指す。

 

バビロン捕囚

『エゼキエル書』などの記録から、当初ユダの捕囚民達はこのバビロニアへの強制移住は一時的なものであり、間をおかず新バビロニアは滅亡して故国へ帰還できるという楽観論を持っていたといわれている。これに対しエレミヤエゼキエルはエルサレム神殿の破滅が近いことを預言し、繰り返し警告を与えたが「救いの預言者」と呼ばれた人々は楽観論を吹聴してまわり、捕囚民達は滅びの預言に耳を傾けることはなかった。しかし、上述した如く紀元前586年にエルサレム神殿が破壊されると、ユダの捕囚民に広がっていた楽観論は粉砕された。

 

 

 

 

ジャン・キルシュタイン Jean Kirstein

中国語(ピンイン)で考える。 

ジャン=殲(ジャン。滅ぼす、皆殺しにする)。

中華人民共和国の自称国産ステルス戦闘機「殲-20(J-20)」は、いわば「皆殺し20号」という意味。

どこの国の軍備でも自衛が建前とされるが、戦闘機に「皆殺し」などという名前を付けるのは、侵略の意図があまりに明白で非常識。

南シナ海で自国の領海でない場所に人工島を勝手に建設しているのと同じく、中華人民共和国が国際常識を分かっておらず、他国を侵略するために不都合な真実をわざと無視しているという状況証拠の一つ。

キル=kill(キル。殺す)斬る。

シュタイン=Stein(シュタイン)はユダヤ系に多い姓。原義は「石、岩」。(例:アインシュタイン=「ひとつの石」という意味)。

 

中国語と英語、ユダヤ系が入り交じっている。

髪は白、もみあげは黒と、白と黒が混じっているため、ヨーロッパとアジアの混血を表現したキャラクター(中間の存在)である可能性あり。

石を斬る(殺す)という意味なら、アニを結晶から出す、あるいは壁の中の巨人を外に出す役を演じることになる?

 

 

 

ハンジ・ゾエ Hanjizoe

ンジ・ゾ(エ)→(ハを繋げてヘにする)→ンジ→(ゾ→ソ so→ン n)→ヘンジン
(ハ)→(文字を並べ替える)エジゾン→エジソン(発明王)

つまり、「変人発明王」という意味。

 

エンジンだと、猿人にもなるが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

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最終更新:2016年08月30日 23:55