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カンナバーロの天津権健に八百長の疑いか…中国サッカー協会が調査を開始

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ファビオ・カンナバーロ率いる天津権健が八百長?

 中国スーパーリーグ(CSL)の天津権健に八百長の疑いが持たれている。『Goal』の取材により明らかになった。

 天津権健は元イタリア代表のレジェンド、ファビオ・カンナバーロ氏が2016年6月から率いており、今シーズンは12勝5敗8分で44ポイントを獲得し4位につけている。しかし同じく天津市内に拠点を置く天津泰達との対戦となった23日のCSL第26節の試合に八百長の疑いが持たれている。

 天津泰達は現在、勝ち点19で降格圏の延辺富徳とは同ポイント、最下位の遼寧宏運ともわずか2ポイントに迫っている。カンナバーロ率いる格上の天津権健との対戦にあたり、天津泰達は6月中旬から12試合連続で勝利から遠ざかっていたにも関わらず、前半から2点を奪い、試合を優位に進めた。天津権健は試合終盤の85分、冬の移籍市場の“爆買い”で加入したFWアレシャンドレ・パトが1点を返したものの、最終スコアは4-1で天津泰達の勝利に終わった。これにより天津権健は3位へ浮上するチャンスを逃している。

 試合中、天津権健の選手が不可解なミスをするなどしており、中国サッカー協会は「天津泰達と天津権健の試合の調査を開始した。フェアプレーの規範に反する行為があれば、現行の法律に従って厳しい処分を下す」と発表し、八百長の疑いを明らかにした。

 天津権健のカンナバーロはこの試合について、「私がここへ来てから最も酷い試合だった。11試合連続負けなしだったことを忘れてはいけない」とだけ感想を語っている。もし八百長が事実であれば、2006年にドイツW杯で優勝、バロンドールを受賞した指揮官の経歴に泥を塗ることになる。
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