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ニュース-2021/02/02 12:49

Googleが社内ゲームスタジオの閉鎖を発表。Stadia専用ゲームの開発は中止し,今後は技術強化や,サードパーティとの連携に注力

 Googleは本日(2021年2月2日),同社の公式ブログにて,クラウドゲーミングプラットフォーム「Stadia」のために立ち上げた自社スタジオ「Stadia Games & Entertainment」を閉鎖すると発表した。同スタジオは,「アサシン クリード」シリーズや「スプリンターセル ブラックリスト」などの作品を手がけたJade Raymond(ジェイド・レイモンド)氏が率いていたが,スタジオ閉鎖に伴い退社することが明らかになっている。


 この件について,Google StadiaのVP兼GMのPhil Harrison(フィル・ハリソン)氏はブログ内にて,「クラス最高のゲームをいちから制作するのには多くの時間と投資が必要で,そのコストは指数関数的に上昇している」と言及しており,今後はゲーム開発から手を引く代わりに,クラウドゲームサービスであるStadiaの技術を磨き上げることに注力するほか,サードパーティスタジオと連携して,Stadiaで利用可能なゲームのライブラリを拡充していくとのことだ。
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ニュース業界動向OTHERSHARDWAREOTHERS/HARDWARE:Stadia発売元:Google編集部:YamaChan

 Googleは,海外で展開していたクラウドゲームサービス「Google Stadia」2023年1月18日に終了すると発表した。2019年11月に登場したStadiaだが,2021年2月には,1作のリリースもないまま内部スタジオを閉鎖したりなど,先行きが不安視されていた。日本上陸を果たすことなく,静かな終わりを迎えたようだ。

 Googleは北米時間の2021年7月12日〜13日,ゲーム開発者向けのカンファレンス「Google for Games Developer Summit 2021」を開催し,現在22か国で展開中のクラウドゲームサービス「Stadia」の新たな施策を発表した。メーカー側の利益配分を,期間限定で85%に引き上げるという。

 [GamesIndustry.biz]GoogleがStadiaのゲームスタジオ閉鎖を発表したのち,ゲーム業界から批判が集まっているという。果たしてGoogleはゲーム業界でなにをしようとしていたのだろうか。GoogleがStadiaでやろうとしていたことを,GamesIndustry.bizのChristopher Dringが分析する。