1日午前7時20分ごろ、昭和天皇の武蔵野陵(むさしののみささぎ)がある武蔵陵墓地(東京都八王子市)で「人が倒れている」と警視庁高尾署に連絡があった。署によると、巡回中の宮内庁職員が、造成中の立ち入り禁止区域内で血を流して倒れている男性の遺体を発見した。男性は30~50歳くらいとみられ、左胸に矢のようなものが刺さっていた。白っぽいシャツに雨がっぱのようなズボン姿だった。

 捜査関係者によると、近くで遺書のようなものが見つかり、ボーガンが落ちていたという。署は身元確認を進めるとともに現場の状況などから自殺の可能性があるとみて調べている。