自民党総裁選に立候補している河野太郎行政改革相は21日の閣議後の記者会見で、首相になった場合の会見での対応について、記者からの再質問に応じる考えを示した。菅義偉首相の記者会見では、首相が明確に答えなかった際などに記者が再質問すると、司会の内閣広報官が遮る運用が常態化している。

 会見で河野氏は「丁寧に説明させて頂きたいと思っているので、再質問もありだと思う」と説明。「限られた時間の中で、再質問をどんどんやっていくのがいいのか、多くの人から質問を受けられるようにしたほうがいいのかは議論があるのではと思うが、(自分は)今も再質問をやっているのでいいんではないか」と話した。

 現在、首相官邸での会見は、新型コロナウイルス対応を理由に、内閣記者会加盟の常勤幹事社19社から1人ずつと、地方紙やフリーの記者ら抽選で選ばれた10人の計29人に出席が限られている。これについて、河野氏は「コロナが終われば、人数も増やせるのではないかと思う」と話した。