仙台市内の市立小学校で男子児童がいじめを受けたとされる問題で、学校側が被害児童の保護者に「ポピュラーな遊びから暴力につながった」と説明していることが関係者への取材で分かった。意図的ないじめではなかったとの認識を示したという。

 関係者によると、児童は昨年12月の昼休み中、トイレで8人の同級生に囲まれ、背中やおなかを蹴られたり、たたかれたりした。児童は全身に全治4週間の打撲との診断を受け、直後から不登校になっている。

 直後に校長と担任教師が保護者と話し合いをし、その後、校長から「『犯人をつかまえろ』というポピュラーな遊びをしていて、そこから暴力につながった」との説明があったという。