ビデオゲーム大会で銃乱射、2人死亡 米フロリダ州
米南部フロリダ州ジャクソンビルのエンターテインメント複合施設で26日、銃乱射事件があり、2人が死亡した。地元警察当局が発表した。
警察は、実行犯をボルティモア出身のデイビッド・キャッツ容疑者(24)と発表した。容疑者は犯行後、銃で自殺した。共犯はいないもようで、捜索は行われていない。
他に11人が銃撃で負傷した。
乱射現場はショッピング、エンターテインメント、飲食の大型複合施設「ジャクソンビル・ランディング」。事件はビデオゲーム大会の開催中に起きた。
これまでの捜査からは、キャッツ容疑者が使用したのは拳銃1丁のみのようだと警察は述べた。
地元メディアは、容疑者がゲーム大会で負けて腹を立てて銃乱射を始めたと伝えたが、警察はこれについては確認を控えた。
フロリダ州ではここ数年、大規模な銃乱射事件が複数発生している。同州オーランドでは2016年、ナイトクラブ「パルス」で銃乱射があり49人が死亡した。また今年2月には、パークランドのマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校でも銃乱射で17人が亡くなっている。
「人生最悪の日」
26日午後の事件発生当時、大会参加者はジャクソンビル・ランディング内のGLHFゲームバーで、アメリカンフットボールのゲーム「マッデンNFL19」を遊んでいた。
大会をインターネット中継していた動画配信プラットフォーム「ツイッチ」上の動画では、多くの銃撃音が確認できる。
大会に参加していたドリニ・ギョカさん(19)はツイッターに銃撃について連続で投稿し、「(自分の)人生で最悪の日」だとした。
ギョカさんは「自分は文字通り運が良かった。弾丸は親指に当たった」とツイートした。
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別の大会参加者、クリス・「ダビー」・マクファーランドさんは、「病院に運ばれた。弾は僕の頭をかすめた。元気だ、頭をかすっただけ。トラウマだ。打ちのめされている」とツイートした。さらに、「しょっちゅう銃乱射のことを聞くし、そのたびに関係者全員のために祈っている。寄付したり、意識啓発もするし、できることは全部する。でも、現場の部屋にいて、死んだ友人を見ると……なんてことだ」と書いた。
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銃乱射が始まると、居合わせた人たちは隠れる場所を探して逃げ惑い、駆けつけた警察が落ち着くよう呼びかけた。
特別機動隊(SWAT)の部隊が共犯者がいないか地域一帯を調べ、銃撃犯は1人だけと確認した。
シカゴ在住のテイラー・ポインデクスターさんは、銃撃犯は部屋にいる人に狙いを定めていたと話した。
「私たちは男を見た。両手に銃を持っていて、後ろ向きに歩きながらパンパン撃っていた」とポインデクスターさんは語った。「自分と彼氏が死んでしまうんじゃないかと、恐ろしかった」。
マイク・ウィリアムズ保安官は、「ジャクソンビル消防救急局により、被害者9人が地域の病院に運ばれた。そのうちの何人かは銃撃で負傷していた。さらに銃撃の被害者2人が自力で地元の病院を訪れた」と述べた。
被害者の身元は、先に近親者へ通知されるまでは明らかにされない。
ジャクソンビルのレニー・カリー市長は、「今晩、ジャクソンビルは喪に服している。銃撃はあまりにもありふれたものになっており、公共の安全を確保するため、我々は引き続き努力しなくてはならない」と語った。
「マッデンNFL」シリーズを販売し、大会開催も承認したゲーム会社のEAスポーツはBBCに対し、「この恐ろしい出来事に打ちひしがれている。(中略)このような無分別な暴力行為を、私たちは強く非難する」とコメントした。
同社はツイッターで、「恐ろしい事態です。関与した全ての人に、心からのお悔やみを申し上げます」と書いた。
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