タイマッサージ、ユネスコの無形文化遺産に
コロンビア・ボゴタで行われている第14回無形文化遺産保護条約政府間委員会で12日、タイ古式マッサージ「ヌアット・タイ」がユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録された。
ユネスコは、タイマッサージは「農業で筋肉痛になった村人が施術者にマッサージしてもらうという、かつてのタイの農民社会におけるセルフケアに根付いた」ものだと評価している。
従来のマッサージとは異なり、タイマッサージでは通常、一連の様々な体勢を取るなど、多くの動きを伴う。
施術者は、手だけではなく前腕や膝も使って圧をかける。マッサージオイルは使用しない。
ユネスコによると、無形文化遺産は、「人々が歌う民謡や、語り継がれる民話のような」世代を超えて継承すべき伝統や慣習などが登録の対象になる。
現在は127の国で、合わせて550もの無形文化遺産が登録されている。
そのほかに今年登録されたのは、アイリッシュハープやポルトガルのカーニバル「ポデンセ」、マレーシアの武術「シラット」など。
【写真で見る】日本の古墳群も 今年新たに決まった世界遺産
ユネスコ(国連教育科学文化機関)は毎年、人類にとって「顕著な普遍的価値」を持つ場所を世界遺産として発表している。今年は新たに29カ所が登録された。
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