Mark Lennihan/AP
2015年12月、筆者はAmazon Echoを使い始めた。以来、ずっと私のお気に入りだ。
Amazon Echoシリーズは今、贈り物として大人気。多くの人がEchoを使い始めている。
知っておいて欲しいのは、Amazon Echoは、非常にクイックに反応し、筆者がこれまでに使ったどのデバイスよりも正確に、私のリクエストを理解してくれるということ。呼びかけは、「Alexa」「アマゾン」、そして『スター・トレック』ファンなら、もちろん「コンピューター」だ。
聞き取り用に7つのマイクと、会話用に360度全方向型のスピーカーを備えたAmazon Echoは、その高性能な音声システムのおかげで、筆者が家のどこにいても素晴らしい働きぶりだ。どこにいても聞こえるし、どこにいても通じる。ほぼ完璧に。
Amazon Echoは筆者の生活を一変してしまった。とにかくいろいろなことができる。紹介しよう。
「Alexa、今何時?」
Dave Smith/Tech Insider
「午前7時47分です」
正直なところ、筆者が一番気に入っている使い方は、最もシンプル。Echoがあれば、時間を見るためにわざわざスマホを探さずに済む。家のどこにいても、Echoに聞けば、すぐに時間が分かる。ささいなことだが、朝の忙しい時には大助かり。
「Alexa、今日の天気は?」
Dave Smith/Tech Insider
「ニューヨークの現在の気温は約8度で、ところにより曇りです。最高気温は約12度、最低気温は約7 度の見込みです」
これもシンプルだが、スマホを取り出してお気に入りの天気アプリを開くより、速くて簡単だ。Amazon Echoなら現在の気温だけでなく、日中の最高気温と最低気温、雲りや雨などの状況も教えてくれる。
「Alexa、タイマーを10分にセットして」
Dave Smith/Tech Insider
「タイマーを10分にセットしました。カウントしています」
完全ハンズフリーのAmazon Echoは、料理やパン作りのお供に最適。設定時間になると、レーダーのような音が鳴り、「Alexa、ストップ」と言うと止まる。
「Alexa、カニエの曲をかけて」
Dave Smith/Tech Insider
「Prime Musicでカニエ・ウェストをシャッフル再生します」
Amazon Echoなら、アマゾンのPrime Musicから、数千の楽曲が聞き放題。一時停止、スキップ、曲の変更は、いつでもAlexaならサクサク。
「Alexa、Spotifyで何か落ち着く曲をかけて」
Dave Smith/Tech Insider
「Spotifyで落ち着く曲、『Afternoon Acoustic』です」
Prime Musicに加えて、Spotify Premiumとも連動。
Alexaに「Spotifyをかけて」と言えば、前回かけていた曲の続きから再生する。もちろん、Spotifyの充実したリストにあるアーティストの曲やアルバム、Discover Weeklyなどのプレイリストなど、ジャンルやムードに合わせ何でも聞くことができる。SpotifyとAmazon Echoの連携についての詳細はこちら。
「Alexa、Uberに1台頼んで」
Dave Smith/Tech Insider
「ここから約4分の場所にUberXが1台います。手配しますか?」
空港までの足が必要? Echoに頼むだけで、Uberが自宅まで迎えに来てくれる。Alexaアプリで、Uberを使えるようにすると、1番近い車がどのくらいの距離にいるか、客が多くて価格が上がっていないかまで教えてくれる。
「Alexa、ニンニクを買い物リストに追加して」
Dave Smith/Tech Insider
「ニンニクが買い物リストに追加されました」
食材が足りなくなったら、Alexaに買い物リストに追加するよう言うだけ。筆者はパートナーとAmazon Primeのアカウントを共有しているので、買い物リストの変更はすぐに双方のスマホのAlexaアプリに反映される。だから、アマゾンですぐに注文したり、後で買ったり、直前に変更してもお互い把握することができる。
「Alexa、今日の予定は?」
Dave Smith/Tech Insider
「今日は、ミーティングが1件です。午前11時に『TI Newsroom』です」
Amazon EchoはGoogle Calendarと同期可能なので、次のスケジュールを確認するためにスマホをチェックする必要がない。ミーティングの詳細やその日のアポイントも、Alexaに聞くだけ。
「Alexa、毎朝7時にアラームをセットして」
Dave Smith/Tech Insider
「午前7時にアラームをセットしました」
朝、起こしてくれるのもEcho。朝だけでなくいつでも、10種類以上のアラームで知らせてくれる。心地良い音や少し注意を引くものを選ぶことができる。また、毎日、毎週、平日のみや休日のみなど繰り返し設定もできる。
「Alexa、表か裏か?」
Dave Smith/Tech Insider
「コインを投げました。表が出ました」
夕飯は何にする? 次の休暇はどこに行く? コインを投げて決めたい時もある。本物のコインは必要ない。Alexaがバーチャルのコインを投げてくれる(数回試したが、本当にランダムなようだ)。
「Alexa、Kindle本を読んで」
Dave Smith/Tech Insider
「Kindle本を音読します」
Amazon Echoは、Wikipediaやニュース記事を読み上げる技術を使って、Kindle本を音読してくれる。一時停止や、章を先にとばしたり、前の章に戻るのも、Alexaに言うだけ。
「Alexa、オーディオブックを再生して」
Dave Smith/Tech Insider
「Audibleから本を選びます」
Kindle本のほかに、Audibleで購入したオーディオブックも再生してくれる。途中まで再生した本の再開、本の変更、章のスキップ、同じ章の繰り返し、指定した章の再生ができる。
「Alexa、ToDoリストに『冬物のジャケットを買う』を追加して」
Dave Smith/Tech Insider
「『冬物のジャケットを買う』がToDoリストに追加されました」
買い物リストと同じように、他のデバイスから、AlexaアプリにToDoリストを同期することができる。ToDoを追加したり、ToDoに注記したり、ToDoを削除できる。
「Alexa、キャバリアーズの最近の試合のスコアは?」
Dave Smith/Tech Insider
「火曜日、キャバリアーズは105対100でトレイルブレイザーズに勝ちました」
実際、ウェブサイトを見たり、アプリを開いて、自分の知りたい結果を探すために全てのデータを見ていくより、Alexaに聞いた方がずっと簡単で早い。
「Alexa、近くの美味しいイタリアン・レストラン教えて」
Dave Smith/Tech Insider
「近くに人気のイタリアン・レストランが数件あります」
Amazon Echoはどんな欲求にも応えてくれる。近くにあなたの好きな料理のレストランがないか聞いてみるといい。Alexaがリストアップを始める。リストアップされたレストランの詳細も教えてくれる。
「Alexa、何かニュースはある?」
Dave Smith/Tech Insider
「速報の要約です」
Echoをセットアップする時に、聞きたいニュース局を選ぶことができる。NPR、ESPN、ローカル・ラジオ局などだ。ニュース局は、いつでも変更できる。
「Alexa、スリープタイマーを60分にセットして」
Dave Smith/Tech Insider
「スリープタイマーを60分にセットしました」
寝る前に音楽やポッドキャスト、オーディオブックを聞くのが好きな人は、一緒にスリープタイマーをセットしてもらういいだろう。眠たくなっても、Echoを切らなくてはと心配する必要はない。
「Alexa、Capital Oneにクレジットカードの支払いを頼んで」
Dave Smith/Tech Insider
「支払い残高を全額支払いますか、それとも、最低金額を支払いますか?」
3月、Capital Oneの預金情報にアクセスできる機能が追加された。そう、Echoが銀行になるのだ。最近の取り引きを確認したり、クレジットカードの支払いなどができる。しかも安全に。4桁の「個人コード」を設定すると、銀行関連のリクエストをするたびに、個人コードを言うよう指示される。
「Alexa、KidsMDで嘔吐について調べて」
Dave Smith/Tech Insider
「子どもの嘔吐の原因として最も多いのは、胃腸炎です。ほとんどの場合、医師の診察を受ける必要はありません」
ボストン子ども病院のチームが開発したアプリをダウンロードすれば、子どもの病気についての質問に応対してくれる。病院に電話したり、往診してもらう方がいいのか、あるいは薬について調べることができる。
使い方は、他にもいろいろ。
Dave Smith/Tech Insider
Amazon Echoには数多くの機能が搭載されており、常に改良されている。アマゾンは新たな機能を追加し、外部の開発者たちは専門特化したアプリを生み出して、素晴らしい機能を提供してくれる。アマゾンは、毎週金曜日に配信するメールで、新機能と新アプリの情報をまとめて伝えている。
絶え間ない進化が、Amazon Echoを所有すべき最も大きな理由の1つと言えるだろう。
[原文:I've owned an Amazon Echo for over a year now — here are my 19 favorite features (AMZN)]
(翻訳:Ito Yasuko)