PayPayに対応する家電量販店では、20%還元を強くプッシュしている。
撮影:小林優多郎
「累計還元額100億円」でここ1週間の話題を総ざらいしているヤフー&ソフトバンク連合の決済サービス「PayPay(ペイペイ)」。
話題となっているのは、12月4日午前9時から始まった「100億円あげちゃうキャンペーン」。20%ポイント還元もしくは一定確率による全額還元(上限10万円)を行なうまさに破格と言える施策だ。各種SNSには、「PayPay使ってみた」「iPadを買ったら10万円当たった」などのコメントが相次いで投稿されている。
編集部によるスクリーンショットで、2018年12月13日16時20分頃にTwitterで投稿された内容。12月13日16時50分頃、該当のツイートは削除されている。
出典:Twitter
同キャンペーンは、2019年3月31日までの期限が設定されているものの、100億円の原資が尽きた時点で終了と事前にアナウンスされている。そのため、終了時期についてはさまざまな憶測が飛び交っていたが、12月13日にTwitter上に「PayPayの支払い20%還元キャンペーン、2018.12.13 23:59で終了」という情報が投稿された。
PayPay広報は明言を避けた
この情報を受け、PayPay広報担当に、投稿の内容の真偽を問い合わせた。
PayPay広報「当社が発表している内容ではありません」
PayPay広報は終了時期について事前には公表していないとして、明言は避けた。
しかし、同キャンペーンを目当てにしてPayPayを利用する人にとっては、キャンペーンがいつ終わるかわからない状態は、ユーザーとして非常に不安だ。
広報によると、キャンペーン終了の際の告知方法は以下のとおりだという。
PayPay広報「公表する事実が発生しましたら、当社HP等でお知らせする予定です」
サーバー障害が発生するほどの人気で100億円は尽きる?
PayPayはキャンペーン開始から数回、残高が表示されない、サービスにつながらないなどの障害を発生させている。
出典:PayPay
Twitter投稿(削除済み)真偽は不明だが、PayPayはスタート日の12月4日に2回、開始後初めての週末である12月8日に1回、サービス障害に関するお知らせを掲示しており、同キャンペーンの高い注目度がうかがえる。
【12月13日 22:38更新】
PayPayは22時、公式サイトにて、「本日12月13日に付与額が上限の100億円相当に達したため、23時59分に「100億円あげちゃうキャンペーン」を終了します。」との告知を掲出。
100億円還元は、12月4日の開始からちょうど10日間で終了した。
(文・小林優多郎)