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中日・根尾昂 “虎の穴”でクリスマス返上トレ   3年目飛躍へ 「今年はどっぷりと…」

2020年12月25日 05時00分

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初動負荷のトレーニングで汗を流す根尾

初動負荷のトレーニングで汗を流す根尾

 クリスマス返上トレだ!! 中日の根尾昂内野手(20)が、今オフも鳥取市のトレーニング研究施設「ワールドウィング」で自主トレに励んでいる。3日間だった昨オフから今オフは12日から2週間近い長期トレ。クリスマスも返上で鳥取の地で体を鍛えている。
   ◇   ◇
 12日のオンラインでのファン感謝祭終了後、根尾がすぐに向かったのは鳥取だ。昨オフに3日間訪れたトレーニング研究施設「ワールドウィング」。今オフもレジェンドたちが通った“虎の穴”で野球の世界に浸っている。
 「昨オフは小山先生といろいろなお話をさせていただいた中でいいものがたくさん見つかりましたし、もっとこうしたいと思っても期間が短かった。その分、今年はどっぷりとつかっていけてるのかなと思います」
 「小山先生」とは同施設の小山裕史代表。イチローさんや山本昌さん、岩瀬仁紀さんら野球界のレジェンドのみならず、各スポーツ界のトップアスリートに支持される初動負荷理論の創設者だ。午前中は施設内にある初動負荷理論に基づくマシンを使ってみっちりトレーニング。シーズンの疲れがたまった体をケアしながら、体の連動性や可動域を意識した動きを繰り返し行っている。
 訪れた時期にも明確な意図がある。昨オフはキャンプイン直前の1月下旬だったが、今年はシーズンオフとなった直後の12月。「シーズンを通して動き続けて、自分の体がどうなっているのか」の確認もしながら、イブもクリスマスも返上で野球に没頭している。
 年明けすぐには大島、高橋周らと参加する大阪での自主トレが始まる。「バランスを整えながら、鍛えながら」と初参加となる大島塾に向けて体も準備する。大阪では長いシーズンを戦うために高負荷のウエートが中心となる。鳥取とはトレーニング内容が変わるが、「やり方が違うだけで、パフォーマンスの向上という意味では両方ともイコール」とそれぞれの自主トレの意義を位置付ける。
 「トレーニングしている以上はけがをする可能性はゼロではない。けがしたら終わりという危機感は持ってやっています」と力を込めた根尾。3年目のシーズンを最高の形で迎えるため、今は己と向き合っている。
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