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1人でとるランチは「全く問題ありません」飲食店の反発に専門家が”援護”「店に責任を負わせるのは間違っている」

2021年1月16日 14時09分

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「昼も外出自粛を」とお願いをした西村康稔経済担当相

「昼も外出自粛を」とお願いをした西村康稔経済担当相

 関西医科大付属病院の宮下修行教授(感染症内科学)が16日、関西テレビのバラエティー番組「胸いっぱいサミット!」に出演し、新型コロナウイルスに感染するリスクについて、飲食店で1人でとるランチは「全く問題ありません」と断言。夜に加え、昼の営業もままならない飲食店の反発に同意した。
 西村康稔経済担当相は12日、「昼間も含めて外出自粛をお願いしている。昼食・ランチは、みんなと一緒に食べてもリスクが低いわけではない」と述べ、店側が批判している。
 店で1人で話さず食べると感染するかの質問に宮下教授は「要は、飲食時にマスクを外れてしまって会話をすることで、飲食は悪くありません」と説明した。ウイルスの量との関係については「(ほかの感染症は)ウイルス量が多いほど感染しやすいが、新型コロナウイルスでは、ウイルス量が多くてもうつさない、少なくてもうつす事例がある」とした。
 さらに「店側には何の問題もないと思っています。お客さん同士で感染していることが問題。どうしたら感染しないのか。話しているときはマスクを着用するよう、店が伝えられるようにしなければ。店に責任を負わせるのは間違っていると思います」と飲食店の負担の大きさを指摘した。

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