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「警官が覚醒剤混入した疑い残る」 名古屋地裁、使用罪被告に無罪判決

2021年3月19日 11時22分 (3月19日 20時11分更新)
 2019年に覚醒剤を使ったとして、覚醒剤取締法違反(使用)罪に問われた住所不定の派遣社員の男性被告(45)に対する判決公判が19日、名古屋地裁であり、板津正道裁判長は「警察官が被告に出した飲み物に覚醒剤を混ぜた疑いが残る」として、無罪を言い渡した。
 判決によると、被告は19年12月5日に愛知県警東海署に逮捕されて取り調べを受けた際、警察官が用意した紙コップに入ったお茶や水を約5時間の間に計20~30杯飲んだ。翌日、病院で採尿された尿から覚醒剤成分が検出された。
 公判で被告は「使った覚えがない。採尿前に出されたお茶がとても苦かった」と起訴内容を否認。弁護人は捜査の違法性を訴え、無罪を主張していた。...

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