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J1名古屋はきょうアウェーで大分戦 3試合連続無失点で3連勝へ フィッカ流の守備定着

2020年7月22日 11時24分

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2試合連続無失点中のランゲラック(左)らグランパス守備陣=18日、豊田スタジアムで

2試合連続無失点中のランゲラック(左)らグランパス守備陣=18日、豊田スタジアムで

名古屋グランパスは22日、3連勝を目指して敵地で第6節・大分戦に挑む。チームは2試合連続無失点と守備が好調。3試合連続となれば2012年以来だ。堅守と縦に速い攻撃を織り交ぜたスタイルで、連勝街道を突っ走りたい。チームは21日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで非公開練習した。
 安定感が徐々に増してきた。グランパスは直近2試合とも、特に前半はボールを持たれる時間帯が続きながら、決定打は許さず。序盤に失点したJ1再開直後のような乱れはみられず、得点が動かない試合展開でも主導権は渡さなかった。
 昨季は超攻撃的スタイルを目指して得失点差マイナス5だっただけに、堅実な戦い方が際立つ。C大阪戦後に中谷が「引き込むというか、前からいけない時の自陣での守備はマッシモ(フィッカデンティ監督)が来てから上達した」と語ったように、“フィッカ流”が機能してきた。
 守備意識は前線にも浸透している。ボールを持たれる時間について、FWマテウスは「攻撃を横に置いておき、失点しないようにしている。相手のミスを待ち、ボールを奪った時にスペースをうまく使う意識で守備をする」。状況に合わせ、時に一枚岩で堅実な試合運びにつなげている。
 3試合連続無失点となれば8年ぶり。前回達成時から昨季まで2試合連続は11度あったが、3試合目で途絶えている。チームは勝ってなお課題に目を向け、次節までに修正するサイクルを繰り返してきた。同じく手堅い大分相手でも、個々と組織の力で失点を防ぎつつ、試合の流れをつくる。

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