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「マスクできない」に理解を 「感覚過敏」の中学生が周知カード

2020年7月25日 16時00分 (7月25日 16時00分更新)
啓発団体「感覚過敏研究所」を立ち上げた加藤路瑛さんと感覚過敏の症状を伝えるカード=東京都内で

啓発団体「感覚過敏研究所」を立ち上げた加藤路瑛さんと感覚過敏の症状を伝えるカード=東京都内で

 感覚過敏のためマスクが着けられません−。新型コロナウイルスの収束が見通せない中、外部からの刺激に敏感過ぎて苦痛を感じる「感覚過敏」の中学生が、肌に触れるマスクやフェースシールドを着用できない事情を周囲に伝えるカードを作った。誰でもインターネット上で印刷して使えるようにしており、症状への理解が広がることを期待している。
 考案したのは、千葉県習志野市に住む中三の加藤路瑛(じえい)さん(14)。幼少期から食べ物のにおいで気分が悪くなり、甲高い声を聞くと頭が痛くなるなど、鋭敏な聴覚や嗅覚が原因の症状に悩んだ。触覚も敏感で、靴下やマスクの肌触りに痛みを感じるという。
 感覚過敏に詳しい「どんぐり発達クリニック」(東京都)の宮尾益知院長によると、...

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