今年もハロウィンまで、もう間もなく! 近年では日本でも浸透してきて、子どもから大人まで仮装を楽しむ人が多いけれど、言うまでもなくアメリカでもハロウィンは一年の中でも大人気のイベント。ところが今年からアメリカの一部で、ハロウィンの恒例行事に年齢制限が設けられることになり、ティーンエイジャーたちがショックを受けているよう。

ハロウィンといえば、仮装をした子どもたちが「トリック・オア・トリート(お菓子をくれなきゃ、いたずらをしちゃうぞ!)」と言いながら、お菓子をもらいに近所の家をまわるのがアメリカでは定番。ドラマや映画でもよく描かれる恒例行事だけれど、バージニア州のチェサピークなど一部の地域で、この行為が許されるのは12歳以下のみと定められることに…。

これはつまり、ティーンエイジャーになれば、ハロウィンの楽しみが1つなくなってしまうということ。それも、違反すれば軽犯罪を犯したことになり、6ヶ月以下の禁固刑や100ドル以下(約1万1000円)の罰金が科せられるそう。さらにチェサピークでは、「トリック・オア・トリート」ができる時間も限定されていて、午後6時から8時までの2時間のみ。こちらのルールも破れば罰金や禁固刑が科せられるそう。時間の制限に関して言えば、これまでも街ごとに違った制限があったようだけれど、年齢制限が設けられることは非常に珍しいようだ。

とあるニュースサイトが実施したアンケートでは、19歳まではトリック・オア・トリートを許されるべきと答えた人が半数で、12歳で終えるべきと答えたのは5パーセントにも満たなかった。<タイム誌>は、「実際には12歳から16歳頃には、自然とトリック・オア・トリートに参加しなくなる」とも報じているけれど、成長のスピードが子どもによって異なるのと同じように、止める時期は人それぞれ。そのため、いっせいに13歳以上を禁止とするのは乱暴だ、という意見が多いようだ。

チェサピークは、年齢制限を定めた理由を「みんなの安全のため」と発表。また、小さな子どもの付き添いで13歳以上が一緒に回ることは問題ないとも伝えている。アメリカでハロウィンを過ごす予定の方は、地域の法律やルールを確認してからの方が安心かも…!