亀田和毅が日本復帰2戦目 相手モラレスも世界戦歴持つ3兄弟

計量を終えた亀田和毅(右)とモラレス
2枚

 「ボクシング・10回戦」(10日、後楽園ホール)

 前日計量が9日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、元WBO世界バンタム級王者の亀田和毅(協栄)は55・9キロ、イバン・モラレス(メキシコ)は55・4キロでともに一回でパスした。

 世界挑戦の経験を持つモラレスは、世界4階級制覇王者のエリク、ディエゴと元世界王者の兄2人を持つ。元世界3階級制覇王者でチーフトレーナーの興毅氏、元世界2階級制覇王者の大毅氏の「3兄弟対決」だ。

 現在WBA世界スーパーバンタム級3位、IBF同級5位の和毅は「もっと身長が高いと思ったけど、同じくらいでやりやすそう。こっちのランキングを奪いに来るからモチベーションはあるでしょう。自分のボクシングをして、最後は倒したい」とKO決着を予告した。

 興毅氏は「もともと力はある。あと10センチ踏み込むことができたらスーパーチャンピオンが見えてくる。踏み込める勇気があるかどうか。10センチでなくても5センチ、2センチでもいい。それができてこそ進歩だから」と、技術を超えた部分にも期待する。

 金平桂一郎会長は「勝利は当然のことですが、内容がともなえばいつでも、どこでも、だれとでも挑戦させたい」と話した。

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